Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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自然の海辺が津波被害を和らげる
海岸・里海に広がるサンゴ礁やマングローブ林、藻場、海岸防災林は、その多様な構造により波のエネルギーを自然に減衰させる。こ…
水田は、雨が川へ急ぐのを引き留めている
水田は雨水を一時的に貯留し、流域の水循環の一部をなしている。排水口にせき板を備えた水田はその貯留を高め、河川への急激な流…
雨庭が都市の水害を和らげる
市街地では舗装面が多く、豪雨時には大量の雨水が短時間で下水道に流れ込み、浸水リスクが高まる。雨庭は雨水を一時的に貯留し、…
都市の暑さは、緑と水辺が和らげる災害でもある
市街地の緑地や水辺は、日射を遮り、植物の蒸散によって地表面温度の上昇を抑え、気温を下げる。周囲より高くなりがちな都市の気…
灌漑のため池は、豪雨も溜めている
農地への灌漑のために水を蓄えるため池は、豪雨時には雨水を一時的に貯留し、下流の洪水被害を軽減する。一方で、その溜めた水は…
島の地形は、逃げ道にも制約をかけている
島の地形は、津波の継続時間を長くし、第一波より後の津波を高くする恐れがある。同じ地形は、海岸近くの低い集落からの避難を容…
海岸林は津波の流れだけでなく漂流物も捕らえる
海岸林では、樹木の幹や枝が津波の流れを妨げ、津波が運ぶ漂流物を捕捉する。漂流物は後背地へ届く前に森の中で止まり、二次被害…
宅地の舗装が、雨の行き場を地中から奪う
宅地の地面は、雨水が地中へ浸透する場所である。舗装面積が増えると、雨水は地中に浸透しにくくなる。地表の貯留・浸透量の低下…
土砂災害を防いでいたのは、土そのものだった
土壌は保水力と固定力を備え、樹木の根系がその土壌を固定する。豪雨が増えるほど土壌の侵食・流出のリスクは高まり、保水力や固…
公園は、平時から災害の本部を抱えている
都市の公園に整備された多目的広場やヘリポート、免震構造の本部棟は、平常時には防災を学び訓練する場として使われる。大規模災…
流域は、つながったまま洪水に備える
球磨川上流では、間伐された森林の土壌が保水力を高め、豪雨時の流出量を抑える。川辺川の洪水調節専用の流水型ダムは、平常時に…
河川は、堤防の内側だけのものではない
河川の水害への備えは、河川区域から集水域・氾濫域まで流域全体に及ぶ。堤防の外側では、田んぼダムや雨水貯留浸透施設が雨水を…
森の土は、雨が川へ届くのを遅らせている
森林土壌は多孔質で有機物に富み、降った雨水を地中へ浸透させて一時的に貯える。貯えられた水は、時間をかけてゆっくりと河川へ…
都市の家庭と工場は、同じ川を分け合っていた
市街地の家庭と工場は、利根川水系という同じ河川からの取水に依存している。渇水で取水が制限されると、減水は家庭の給水と工場…
災害は空から来るだけでなく、地面から始まっている
地形や地質は、破砕帯や軟弱な粘土層・砂層の分布によって、場所ごとに異なる地盤の安定性をもつ。そこへ雨水や地下水が浸透する…
豪雨でも、森の土の上を雨は流れない
透水性の大きい土壌は、降った雨のほとんどを地中へ浸透させ、一部を一時的に蓄える。地表を流れる水は生じにくく、洪水時の河川…
流域は、川だけで水を受け止めていない
流域に降った雨は、都市化した土地では河川へ流れ出す量が増え、水害リスクを押し上げる。水害の起点は河川の中だけでなく、雨が…
川は堤防の内側だけを流れているのではない
大雨時に河川からあふれた水は、遊水地や霞堤の開口部を通じて堤防の外側に一時的に貯め込まれる。この遊水・貯留が下流の水位と…
森林が和らげるのは中小の洪水だった
急勾配な山地の森林の土壌は、雨水をいったん隙間に蓄え、時間をかけて川へ送りだす。森林の洪水緩和は中小洪水では発揮されるが…
湿地は、洪水を吸い込むスポンジだった
湿地は豪雨や洪水の際、スポンジのように水を吸収し、洪水や高潮の被害を軽減している。その生態系の保全・再生は、生物多様性の…
流域は、川の外まで治水の現場だった
流域は、河川の整備に雨水の貯留・浸透、土地利用、ハザードマップや避難の備えを重ねた、多層的な治水の場となる。その場を担う…
川の洪水は、しみ込めなかった雨だった
流域に降った雨は、地面にしみ込むか、田んぼやため池に溜まるかで、川へ出る速さが変わる。地表がアスファルトに覆われると、雨…