Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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棚田は、水を急がせない斜面だった
棚田では、堰から取り込んだ水が最上部の田に導かれ、上の田から下の田へ分けられていく。斜面を平らにした段は、水が丘を下る速…
街路樹の花が、街のはちみつになる
ミツバチは市街地の公園や街路樹の花から蜜を集め、はちみつにする。そのはちみつは地域の店舗やイベントに並び、住民は蜜源とな…
オフィス街の緑は、皇居から続く生き物の拠点だった
大丸有地区の緑地は皇居の緑とゆるやかにつながり、希少種を含む多様な植物が生育し、野鳥や昆虫を呼び込む生態系ネットワークの…
合掌造りの雪は、もう家族だけでは下ろせない
合掌造りの屋根は雪の重みに潰されないよう急傾斜に造られ、それでも積もる雪は人の手で下ろさねばならない。家族や親族が担って…
鎮守の森は、祀られて残った自然だった
神社を囲む鎮守の森は信仰の対象となり、伐採や立ち入りが制限されてきた。この信仰による保全のもとで、自然植生や生物相を残す…
耕作放棄地の土は、終わった土ではなかった
耕作放棄地の土壌は、土壌改良を経て、再びオリーブを育てる土になる。土を整える手入れはオリーブの生産から加工・販売へと続き…
公園の冷気は、夜になると街へにじみ出す
池と樹林地からなる都市公園では、昼に日射遮蔽と蒸散作用が働き、周辺市街地より低い気温が生まれる。夜になると、公園内で生成…
里山は、暮らしがつくった景観だった
里山は、自然と人の暮らしが関わり合うことで形成される。その景観は生活の営みによってつくられ、住民による景観保全や伝統文化…
生きものの季節のずれは、身近に見える気候変動だった
気温の上昇は、生物種の生物季節をずらし、分布域を変化させる。生物季節のずれは、市民が参加する観測のなかで、気候変動の影響…
里山の資源は、分け合う決まりの中で使い続けられてきた
里山の山林原野は、地域住民が入会権に基づいて共同で管理・利用してきた。集団内で定めた利用規律のもとで、その資源は持続的に…
足もとの起伏は、地名と重なって暮らしの地形になる
居住地の地形の起伏は、色で表され、地名や道路、建物の位置と重ねられることで、直感的に理解できる地形の特徴になる。
雨晴海岸の砂浜は、毎日誰かが拾う場所だった
雨晴海岸には漂着物が流れ着く。その海岸には、10年以上毎日ゴミを拾う住民の手、毎年7月上旬の観光協会の清掃、砂浜・松林で…
里海は、森と里の土地の使い方を受け取っている
海岸・里海に河川から届く物質は、上流の森や里の土地利用・土地被覆によって変わる。受け取る海の側では干潟・藻場が浄化の場と…
都市の川は、人との関係を結び直す場所だった
都市の川は、水運の衰退や水質悪化とともに人々との関係が薄れた流れである。その川はいま、住民・企業・行政が清掃や除草、川を…
生きものの居場所は、暮らしの近くで記録されている
生きものの居場所は、人が暮らし野外で過ごす場所の近くで記録される。協力者の約8割を占める市民調査員は、その殆どが居住地や…
東京の森は、駅舎の中まで続いている
多摩の人工林には、利用期を迎えたスギやヒノキが多く立っている。その木は多摩産材として駅舎や商業施設、アクセサリーとなり、…
里山の手入れは、地域に人を残す仕事でもある
人口減少や高齢化は、地域における里山の維持管理を難しくする。里山を地域資源として共同管理する営みは雇用を生み、人口減少へ…
里山の恵みを採る手は、里山に手を入れる手でもある
里山は、薪・山菜・工芸材料を地域住民にもたらす。同じ地域の住民や団体は、竹林整備・間伐・炭焼きといった伝統的な管理技術で…
屋久島の森は、祈りと保全が重なる山だった
屋久島の森林は、垂直分布する植生と固有種を抱える森であると同時に、岳参りなどの山岳信仰や伝統芸能が結びつき継承される森で…
絶滅危惧種のトカゲも、身近な生きもののひとつだった
身近な生きものの生息状況は、市民の調査や観察会で寄せられる報告として記録されていく。その記録には絶滅危惧種のヒガシニホン…
雨水は川に着く前に、森と水田と家で足止めされる
流域では、間伐された森の下草が雨水をいったん蓄えて少しずつ川へ送り出す。水田や各家庭の貯留槽も雨水を一時的にためる。源流…
カブトガニの幼生は、地域が数え続ける個体数の記録だった
カブトガニの産卵・幼生・成体は、地域住民・研究者・行政が連携する市民科学の調査対象として継続的に観察されている。幼生の成…
里山は風景ではなく、暮らしの基盤だった
能登の里山は、海・森・畑・ため池という多様な自然空間を抱え、古くから地域住民の生活基盤となってきた。その自然資源は、水・…