Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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浅く広い水路が、土を畑に引き止めていた
畑を平らにならし、排水路を幅広く浅くすると、肥料や土壌は畑の外へ流れ出さずに残る。こうして整えた農地は、長い目で見て生産…
渓流魚の餌の6割は、寄生虫に操られて川へ飛び込んだ虫だった
河川には、ハリガネムシに行動を操作されたカマドウマやキリギリス類などの宿主が飛び込む。水に入ったこれらの陸生昆虫は渓流魚…
稲わらも薪の灰も、里山では土へ還っていた
里山では、米の収穫後に残る稲わらが縄や草履、畑のマルチングとなり、古くなればたい肥として土へ還っていた。煮炊きの燃料とな…
暖流と寒流が交わる隠岐の海は、給食の皿まで続いている
暖流と寒流が交わる隠岐の海では、多種多様な魚介類が一年を通して漁獲される。箱めがねで海底を覗くかなぎ漁がその恵みを引き上…
イセエビ日本一は、漁港ではなく岩礁の記録だった
千葉県いすみ市沖、水深10〜20mの浅瀬に広がる岩礁群「器械根」は、イセエビ・アワビ・タコ・サザエなど多様な魚介類の生息…
東京湾の魚介の顔ぶれは、水温とともに入れ替わっている
東京湾の海は秋冬に冷えきらなくなり、タチウオなど暖水性生物が定着・増加する一方で、メバルやサザエなど在来種は減っている。…
サケに適した海は、日本から北へ遠ざかっている
海水温の上昇は、サケの稚魚に適した水温の海域を早く沖合へ移し、稚魚は十分に育つ前に外洋へ出る。川へ戻る親魚は高水温の沿岸…
雪国では、煙が太陽の代わりに大根を干す
雪深い冬は日照時間が短く、大根の天日干しが難しい。日の光の代わりに囲炉裏の煙が大根を乾かし、燻す。燻された大根は米ぬかや…
里山の冬越しの保存食は、微生物がつくる味でもあった
高温多湿で冬の長い里山の気候風土は、微生物による発酵の技術を育み、多様な発酵食文化をかたちづくってきた。塩蔵や漬物のなか…
カキを育てる海は、カキにろ過される海でもある
カキなどの二枚貝は、海水をろ過してプランクトンや有機懸濁物を取り込む。1個のカキがろ過する海水は1日に約190〜400リ…
宍道湖の七珍は、淡水と海水のあいだに棲む
宍道湖では淡水と海水が混じり合い、淡水性と海水性の魚介類が同じ湖に生息している。ヤマトシジミは弱淡水域の塩分環境で生息・…
アユの食卓は、川底の石の上にある
川に入ったアユは中流域をめざして遡上し、川底の石に付着した藍藻や珪藻を、櫛状に生え変わった歯でこそげ落として食べる。水門…
漂着ごみは、海の生きものの餌に紛れ込む
対馬海流や季節風は、国内外のプラスチックごみを波戸岬の海岸へ日々運び込む。波や紫外線にさらされたごみは5mm以下のマイク…
凍み豆腐は、里山の冬が作る
寒冷な里山の冬は、夜の厳しい冷気で豆腐を凍らせ、日中の太陽で乾かす。この凍結と乾燥の繰り返しが豆腐を保存食へ変え、軒先に…
海の豊かさは、森の落ち葉から始まっている
森の落ち葉やふん、死がいは、小動物や微生物に腐植・分解され、その過程で土壌にフルボ酸が生まれる。森に降る雨は、フルボ酸鉄…
茶畑の良い土は、畑の外の草がつくっている
茶畑の土壌は、茶園周辺で刈り取られたススキやササを畝間に受け入れる。敷かれた草は土を保湿・保温し、分解されて堆肥となり、…
昆虫の体は、少ない餌から生まれるタンパク質だった
変温動物である昆虫は、家畜より少ない飼料と水で育ち、乾燥重量の約6〜7割をタンパク質として体に蓄える。必須アミノ酸やミネ…
温まる海で、サンマもイカも居場所を変えている
海水温の上昇は、サンマやスルメイカの分布域を変え、サケの回帰率を下げる主な要因と考えられている。生きものの居場所と回帰が…
琵琶湖の水は、湖の鮒と平野の米を同時に育てている
琵琶湖の水は、約60種を超える固有種を含む魚介類のすみかであり、固有のニゴロブナもそこに生きる。同じ水は周辺の平野部で米…
里山の恵みは、発酵を経て季節を越える
能登の里山は清らかな水や米、大豆、山菜を生み、里海の魚介とともに発酵食の原料となる。高温多湿の夏と雪の冬のもとで、それら…
牡蠣筏は、海の生きものの隠れ家でもある
広島湾の穏やかな海に浮かぶカキ筏の下には、多くの魚介類が集まる。筏は小魚の隠れ家となり、産卵場所ともなる。カキを育てる構…
里海の恵みは、陸から始まっている
海岸・里海には、陸から河川を通じて窒素やリンなどの栄養塩が流れ込む。この栄養塩が植物プランクトンの成長を促し、植物プラン…
アユの香りは、川底の石の上で生まれている
清らかな川の底では、石に藻類が付着する。アユはその藻類を食べ、スイカやキュウリに似た独特の香りを身につける。川底の石に育…
清流は、食卓まで流れている
長良川の清流の水で鮎が育ち、その鮎を獲る約20種の漁法と、塩焼きや熟れ鮨などの川魚食が流域で受け継がれてきた。水環境と漁…