Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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都市の川は、地下に逃げ場を持っている
都市の河川は、短時間豪雨で流域から一斉に集まる雨水を、本来の川幅だけでは受けきれない。地下に確保された貯留空間は、増水時…
川を守るには、土砂を止めるだけでは足りなかった
熊野川では、山地から生産された土砂が河道を通って下流へ運ばれ、河床や砂州、河口・海岸の地形をつくっている。ダムへの堆砂や…
電力は、山の高さから生まれている
北アルプスの急峻な地形を流れ落ちる黒部川は、標高差によって水に大きな位置エネルギーを与える。その水が高所から低所へ流れる…
大正池を埋める土砂は、洪水の予兆でもある
山から梓川へ流れ込む土砂は、河床に堆積し大正池を埋め、湿地の景観をつくり変えていく。同じ堆積の進行は河床を上昇させ、土砂…
奥入瀬川の清流は、ブナ林が溜めた水だった
十和田湖外輪山のブナ林は、雨水や雪解け水を土壌へ浸透させ地下水として涵養する。この涵養が奥入瀬川の水量を平準化し、渇水期…
氾濫原は、川が水を広げてきた場所だった
河川は扇状地に集まった雨水を短時間で下流へ流す。大雨時に流出が集中すると水位が急上昇し、かつて川の水が広がっていた低地で…
湿地は、流域の洪水を受け止めている
河川沿いの湿地は、増水時に水をあふれさせて一時的に貯め、地中へ浸透させ地下水を涵養する。この保水と緩衝の働きが下流の洪水…
琵琶湖が流域の洪水防災を左右する役割
琵琶湖は、多数の流入河川からの水を貯水し、その膨大な貯水能力に基づいて流域の洪水リスクを緩和する。唯一の自然流出河川であ…
河川の氾濫を防いでいるのは、上流の森林だった
森林は降雨を土壌に浸透させ蓄えることで、雨水が河川へ一気に流れ込む勢いを弱める。土中に蓄えられた水はゆっくりと流れ出し、…
地域の名は、川が運んだ土からできていた
菊池川は氾濫と堆積を繰り返し、流域に肥沃な土壌と安定した水を供給する。この土と水に根ざした米作りが世代を越えて続き、流域…
湿地は、流域の洪水をやわらげている
湿地は雨水を一時的に貯め、地下へゆっくり浸透させて河川への流入を遅らせる。この保水と流出遅延の働きが、下流域の増水の勢い…
氾濫原は、あふれる場所ではなく水をためる場所だった
氾濫原は洪水時に増水した水を一時的に受け入れ、貯留と浸透を通じて流量のピークを緩やかにする。この自然の緩衝が働く空間は、…
洪水を防ぐのは、ダムではなく流域全体だった
流域は、上流の森林や氾濫原、河道が雨水を吸収・貯留・遅延させながら流す一つの水循環の場である。ダムによる流量調節はその一…
河川の氾濫は、流域全体が水を溜めきれなくなったときに起きる
森林の土壌や農地、湿地は雨水を浸透させ一時的に貯留する。流域全体がこうして水の流出を遅らせているとき、河川へ集まる水量と…
土壌特性が洪水の規模と災害リスクを左右する
土壌は、その浸透能を通じて降水の地中への吸収を調節し、洪水の発生リスクに影響を与える。浸透能の高い土壌は雨水の地表流出を…
川は一つでも、水の流れが管理の境界を決めている
河川は上流の集水域から下流の河口まで水循環でつながる一本の系である。その流量や氾濫の規模は場所ごとに異なり、上流の細流と…
川は堤防の内側だけを流れているのではない
河川の氾濫は、上流の森林や湿地、下流の氾濫原まで含めた流域全体で水を受け止め、遊水・浸透・貯留を通じて流れの勢いを分散さ…
水は川の中だけを流れているわけではない
雨水は集水域の森林や土壌に浸透し、地下や地表を伝って河川から氾濫域まで一続きの水の流れをつくる。上流の保水から下流の氾濫…
氾濫原は、川が水を蓄える場所だった
河川は流域の氾濫原や湿地に雨水を一時的に貯留・浸透させ、洪水のピーク流量を平らにする働きを持つ。この保水・遊水の働きが広…
人は、川がひらいた場所に集まる
河川は、氾濫原や河川敷という開けた空間を流域の低い土地に形成する。この誰のものでもない広い水辺は、人々が集い行き交う結節…