Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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庭や街路樹は、生きものの通り道だった
住宅地に点在する庭・街路樹・公園の緑は、在来植物を介して昆虫や鳥の採餌や移動をつなぎ、分断された生息地を結び直す。連続し…
昆虫は、捨てられた有機物を飼料に変える中継点だった
昆虫は、地域内で発生する食品残渣や有機廃棄物を体内で分解し、栄養豊富なタンパク質へと変換する。この昆虫を経由することで、…
昆虫は食卓の外側にいたわけではない
昆虫は、体組織にタンパク質や必須栄養素を高密度で蓄える。この体づくりは少ない飼料と水で成り立ち、その栄養が捕食を通じて他…
都市の生きものは、インフラの外側ではない
都市の緑地や河川に生きる生物は、その活動を通じて水をろ過し、樹冠や蒸散で気温を和らげ、土や根が雨水を保つ。こうした生きも…
生物の分布は、金融が読み解けなかった空白だった
生物種の分布や個体数の変動は、生息環境の変化を映し出す。無数の地点で記録される種の出現・消失は、生態系の状態を空間的に描…
稲を脅かす生物種が育む祭り
水田を荒らす特定の害虫の脅威は、農村地域での虫送り行事を通じて、人々の豊作への願いと結びついた文化を形成した。この祭りは…
コウノトリは水田をよみがえらせる指標だった
コウノトリは餌となる多様な水生生物を必要とし、その生息にはドジョウやカエルが育つ水田環境が欠かせない。コウノトリが定着で…
渡り鳥は、宮城の湿地と水田を一続きに使っている
渡り鳥は越冬地の湿地だけでなく、周辺の水田を採餌場として利用し、季節ごとに複数の生息空間を往復する。この空間のつながりが…
神になった生き物は、獲りすぎないための境界だった
海蛇や魚といった特定の生物種が神聖視されると、その捕獲や利用は季節や場面で制限される。神聖視という文化の網は、資源の使い…
在来作物は、島根の風土が選び抜いた遺伝資源だった
島根の在来作物は、長い年月をかけて地域の気候や土壌のもとで適応進化を重ね、その土地に固有の遺伝的特性を蓄えてきた。この地…
市民が支える地域の生物多様性
市民参加型の生きもの調査は、地域の生物種の生息状況を可視化し、変化を早期に捉えることができる。この過程で絶滅危惧種の保護…
生息地の改変は、投融資の下流で起きている
生物種は特定の生息環境に依存し、その環境の改変は種間の相互作用を崩して生態系の機能を変える。この生息地の改変は、開発や資…
絶滅危惧種は金融の外側にいない
特定の生息環境に依存する生物種は、その空間構造が保たれるかどうかで存続が決まる。生息地が縮小すれば、そこに成り立っていた…
カブトガニの産卵は、干潟の健康を映す指標だった
カブトガニは特定の干潟でしか産卵せず、その幼生は砂質や水質の変化に敏感に反応する。産卵数や生息状況の変動は、干潟生態系そ…
生物多様性がもたらす水質浄化の自然プロセス
水源域では、水生植物が根から栄養塩を吸収し、微生物が水中の有機物を分解することで水を浄化する。これらの生物種の協調により…
ヤマネは、樹上を渡り歩けなくなると生きられない
ヤマネは地表に降りず、樹冠を伝って移動しながら採食し繁殖する樹上性の生きものである。道路が森を分断すると樹冠のつながりが…
地域経済は、生きものの働きの上に建っている
多様な生物種が水を濾過し、土をつくり、洪水の勢いを和らげる働きは、地域が使う水や食料、氾濫を防ぐ緩衝の土台になっている。…
観光地の魅力は、そこに棲む生きものが決めていた
野生生物や生態系がつくる景観や恵みは、その土地でしか得られない観光資源や農林水産物を生み出す。この資源は移動も複製もでき…
生きものの暦は、気候の変化を先に告げている
生物種の分布域や繁殖・開花の時期は、気温や降水など周囲の環境条件のわずかな変化に応じて移り変わる。この移り変わりは、人が…
作物の実りは、送粉者の羽ばたきの上にある
ミツバチなどの送粉者は、花から花へ花粉を運ぶことで多くの作物の結実を成立させている。この花粉媒介が細れば収量と品質は不安…
イタセンパラは、二枚貝がいなければ生まれない
イタセンパラは産卵期にイシガイ類の二枚貝の体内へ卵を産みつけ、稚魚はその中で育つ。二枚貝は淀川のワンドに堆積する砂泥と緩…
猛禽類が消えるとき、生態系はすでに崩れている
猛禽類は広い行動圏と食物連鎖の頂点に位置する餌環境を必要とし、その生息には下層の多様な生物相が揃っていなければならない。…
生物種の異変は、専門家より先に日常の観察に現れる
地域に生息する生物種は、その分布や個体数を季節ごとに変化させながら空間的な生息構造を形づくっている。この変化は、同じ場所…