Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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宅地の舗装が、雨の行き場を地中から奪う
宅地の地面は、雨水が地中へ浸透する場所である。舗装面積が増えると、雨水は地中に浸透しにくくなる。地表の貯留・浸透量の低下…
建物まわりの緑は、自らは熱くなりにくい日よけだった
建物のまわりの緑は、日向より周囲の気温を低く保つ。葉の蒸散によって、スダレより自らの温度も上がりにくい。建物用地と交通用…
近所の緑は、家の値段に映っている
市街地の緑は、最寄りの公園までの距離、住宅から100m以内の街路樹の量、通りの景色に占める植栽の割合として、住宅のまわり…
都市で生き物に学ぶ場は、生き物の居場所から生まれうる
都市のビオトープは、身近な生き物とふれあう機会を増やしうる。都市公園にバイオネストが広がれば、公園の生物多様性が促され、…
都市が地下水から川へ乗り換えても、水源は一つの循環の中にあった
台地に降った雨や河川水は地下へしみ込み、荒川中流域の地下水を涵養する。この地下水は河川の表流水と相互に行き来している。都…
土砂災害を防いでいたのは、土そのものだった
土壌は保水力と固定力を備え、樹木の根系がその土壌を固定する。豪雨が増えるほど土壌の侵食・流出のリスクは高まり、保水力や固…
土壌の炭素は、眠ったままの在庫ではない
土壌は大気の3倍以上の炭素を有機物などとして蓄えている。その有機物は、集約的な農慣行のもとでは失われ、不耕起やカバークロ…
晴れた日の川は、土の中で遅れて届いた雨だった
森林土壌に入った雨水は、すぐには川へ出ず、地中をゆっくりと流れる。雨の降らない日にも、川には土の中を通ってきた水が流れ続…
里山の明るさは、人の攪乱がつくっていた
雑木林・農地・水田・ため池が組み合わさる里山では、定期的な伐採や草刈り、ため池の維持といった人の攪乱が、明るく多様な環境…
燃やされ続ける草原が、二酸化炭素を土にためる
阿蘇の草原は、千年以上続く野焼き・放牧・採草のもとで保たれてきた半自然草原である。野焼き後に残る炭と野草の根は、大気へ放…
災害は空から来るだけでなく、地面から始まっている
地形や地質は、破砕帯や軟弱な粘土層・砂層の分布によって、場所ごとに異なる地盤の安定性をもつ。そこへ雨水や地下水が浸透する…
豪雨でも、森の土の上を雨は流れない
透水性の大きい土壌は、降った雨のほとんどを地中へ浸透させ、一部を一時的に蓄える。地表を流れる水は生じにくく、洪水時の河川…
田んぼの水面は、地下水の入口だった
農地は雨水を一時的に貯留し、水田に蓄えられた水は地下へ浸透する。浸透する水はろ過・浄化されながら浅い地下水を涵養し、一時…
放棄水田が水を澄ませるのは、水がゆっくり流れるときだ
放棄水田やため池で水が溜まりながらゆっくり流れると、水質浄化と貯水の働き、イトトンボ類の多様性が高く保たれる。コンクリー…
水はけが良すぎるシラスは、サツマイモの適地だった
農地の土壌は、保水性や透水性といった水の通し方を土地ごとに異にする。水はけと通気性が良すぎる土壌は一見不向きに見えるが、…
農地の温もりは、地面の下から来ていた
農地の足もとの地中は、地下10〜15m以深で年間を通じて安定した温度を保っている。この地中熱や地熱発電後の熱水が、ハウス…
在来樹の庭は、一軒の中に閉じていない
宅地の庭に地域の気候風土に適した在来樹種が植わると、そこに見られる鳥類や蝶類の種類が増える可能性がある。点在する個々の庭…
工業地帯のトンボは、立場の違う人々に見守られている
工業地帯の緑地にすむトンボとその幼虫ヤゴは、企業・市民・専門家・行政が同じように見つめる生きものである。緑地の開放、保全…
生きものの生息地は、道路で切り分けられていた
生きものの生息地は、道路や鉄道によって分断されると縮小し、移動が途切れる。分断された生息地では多くの生きものの生息が難し…
作物を育てているのは土だけではない
土壌に棲む多様な生物は、有機物を分解して養分を循環させ、病害虫の増殖を抑える。作物の生産は、この土壌生物の働きを受けて成…