Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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海の回復力は、生きものどうしの関わり合いから生まれる
藻場や干潟では、藻類の光合成、底生生物による浄化、魚介類の産卵と生育が互いに結び付き、沿岸の物質循環と生息空間を形づくっ…
ウミガメを守るには、砂浜だけでは足りない
アオウミガメは、砂浜で産卵する一方、海草や海藻が生育する浅い沿岸域を餌場として利用する。繁殖地と摂餌場所は離れていること…
獲らない海が、魚を増やす
海の魚は漁獲で減る一方、産卵と成長を通じて自らを再生産する。漁獲圧が再生産の速さを下回る水準に保たれると、個体群は失った…
昆布の森は、炭素も漁も生む
昆布の森は、藻体が光合成で炭素を固定し、幼魚や貝の生息場となって水産資源を育む生態系を形成する。この海の働きが、漁業や観…
船が通る海は、少しずつ姿を変える
旅客船の航路では、バラスト水が遠方の生物を運び込み、排出物や汚水が水中の物質循環を変え、船舶騒音が生物の行動圏を狭める。…
カキは海を食べながら澄ませている
カキなどの二枚貝は、海中のプランクトンや有機物をろ過して取り込み、水中の懸濁物や過剰な栄養塩を体内へ移す。このろ過を通じ…
藻場は守られる対象ではなく、資金を呼び戻す側でもある
海中の藻場は光合成を通じて二酸化炭素を吸収し、体内や海底堆積物に炭素を固定する。この炭素固定という自然の働きが定量化され…
竜飛崎の強風は、陸と海を分ける線ではなかった
竜飛崎の海岸に吹きつける恒常的な強風は、半島の地形と冬季の気圧配置が生む固有の風況として立ち現れる。この風の場は陸上と洋…
松林は放置されると松林でなくなる
海岸の松林は、風や砂を防ぐために人が枝葉をかき出し下草を刈り続けることで維持される。手が入らなくなると松葉が堆積し広葉樹…
桂浜は、人が集める前に砂が人を集めていた
桂浜の海岸地形と砂の堆積は、波打ち際や松林が縁取る空間の構造をかたちづくる。その地形がつくる眺めや居場所が、人の立ち止ま…
三保松原の砂浜は、上流の川がつくっていた
三保松原の砂浜は、安倍川が運ぶ土砂が沿岸流によって運ばれ堆積することで形づくられている。上流からの砂礫供給が減れば、波浪…
松林は景色ではなく、海と暮らしの間に立つ壁だった
海岸の松林は、密に連なる樹幹と枝葉が潮風や飛砂の勢いを受け止め、後背地へ届く前に和らげる。高潮や津波の際には樹木群が水の…
天橋立の砂州は、動き続ける砂でできている
砂州は、河川からの砂礫供給と沿岸を流れる漂砂が、浸食と堆積を釣り合わせながら形をとどめる。この砂の移動が構造物で断たれる…
白良浜の砂は、波が運ぶのではなく人が運んでいる
白良浜の砂浜は、沿岸流による砂の供給と波による侵食が釣り合うことで形を保ってきた。この砂の出入りが崩れると、砂浜は波のエ…
藻場や干潟は、投資が向かう先だった
海岸・里海の藻場や干潟は、炭素を海底に固定し、栄養塩を循環させて水を浄化する。この自然の働きが生み出す価値は、保全や再生…
藻場は、育てるより先に読むものだった
藻場は海水中の栄養塩を取り込み、光合成によって炭素を固定し、その葉上や周囲を魚介類の産卵・生育の場に変えていく。この物質…
漁獲量を決めているのは、海の見えない循環だった
沿岸海域の栄養塩循環は、陸からの流入や海流の変化を受けて基礎生産と資源量を静かに変動させる。地域経営はその漁獲量を管理対…