Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
多い切り口から見つける
Filter / 絞り込む
32 件
(フィルター適用中)
流域の土は、雨を貯めるインフラだった
流域の土壌が団粒構造を発達させると、雨水は地表を流れずに地中へ浸透し、時間をかけて保水される。この浸透と保水が豪雨時の急…
ゲンジボタルは、清流でしか光れない
ゲンジボタルの幼虫は清流と餌となる巻貝に依存して育ち、成虫の明滅はその水辺が健全に保たれている状態と重なる。人はその光を…
田んぼの土は、雨を蓄える入れ物となる
有機物を蓄えた土壌は隙間が多く、雨水をゆっくり地中へ浸透させる。この浸透の過程で土壌微生物が硝酸性窒素の流出を抑え、水を…
上流の管理が、下流の暮らしを左右する
河川は上流から下流へ水を運び、その過程で洪水を調節し地下水を涵養する。この水循環は流域全体を一つの単位に結び、上流の状態…
大和川の氾濫は、神社となって記憶された
大和川の氾濫や流路の変化といった水循環の営みは、水神や風神を祀る神社の起源となってきた。川の脅威と恵みは治水や豊穣を願う…
湿原の希少種は、地下水位の高さで生きている
湿原の湛水環境は、地下水位が保たれることで維持される。水位が下がれば乾燥化と植生遷移が進み、渡り鳥や絶滅危惧種の生息空間…
筑後川は、水を流すだけの通り道ではなかった
筑後川の流れは、洪水を運び、水を供給し、生きものの生息場をかたちづくる。この一つの水循環が、治水・利水・環境保全という異…
球磨川は、堤防の内側だけでは治められない
令和2年7月豪雨を経験した球磨川流域では、河道や堤防だけで洪水を防ぐのではなく、田んぼダムや遊水地、森林整備、土地利用規…
湿地の草は、シカに食べられないことで戻ってきた
シカの採食は、湿原の植物が芽吹き花をつける前に地上部を失わせ、種子生産と再生の連鎖を断つ。採食圧が取り除かれると、失われ…
湿地が、水を浄化し、魚を育てていた
琵琶湖のヨシ群落や氾濫原の水田は、流れ込む水を根や微生物の働きで浄化し、同時に魚が産卵し稚魚が育つ生息地となる。この浄化…
漫湖の干潟は、下水道の外側ではない
漫湖の泥干潟に生息する底生生物は、有機物を分解し、泥をかき混ぜることで水質の調整に関わっている。市街の生活排水が流れ込む…
波を砕いているのは、北限のサンゴだった
サンゴ群集が海底に立体的な骨格構造をつくると、押し寄せる波はその凹凸に当たってエネルギーを失う。生きたサンゴがその構造を…
干潟の底生生物が、都市の水と経済を支えている
干潟に生息する二枚貝やゴカイなどの底生生物は、水中の窒素やリンを取り込み分解する。この水質浄化の働きが漁業資源や都市の水…
戦場ヶ原の湿原は、シカとの境界線で守られている
戦場ヶ原の湿原に生きる植物群は、シカの採食圧が高まると急速に姿を消す。柵による空間の分割とシカの個体数調整は、湿原と草食…
湿地は、川があふれる前に雨を溜めている
湿地の土壌と植生は大量の雨水を一時的に吸収し、地中へゆっくり浸透させながら河川への流出を遅らせる。この貯留と浸透の働きが…
慶良間のサンゴは、幼生を送り出す海だけが残る
慶良間諸島のサンゴ礁は、外洋との海水交換で幼生の供給を受け、複雑な礁地形が多様な海洋生物の生息空間を形づくる。この幼生供…
谷津干潟は、手を入れることで生きる湿地だった
都市に囲まれた谷津干潟では、人工構造物が潮汐による海水の出入りを妨げ、泥が滞留してアオサが繁茂する。水路の通水や底質の入…
淀川のすき間の微生物が汚れを食べてくれる
礫や木炭の隙間は無数の微生物が定着する表面をつくり、水が通り抜けるあいだに有機汚濁物質や栄養塩類が分解・吸着される。この…
川は工場の外ではなく、源流から始まっている
森林の土壌がゆっくりと雨水を蓄え、時間をかけて河川へ送り出す水循環は、下流の水量と水質を一定に保っている。この上流で水を…
田んぼは、水を張るたびに湿地に戻る
水を張った水田は、季節ごとに水位が変化する浅い湿地となり、水生生物や渡り鳥の生息場所を形づくる。その水の循環は稲を育てる…
河川の魚は、森の土がろ過した水で生きている
森林の土壌は雨水を貯留してろ過し、土壌浸食を抑えながら河川へ清浄で安定した水を送り出している。この水質と水量の調節が、河…
流域は、人が去ると荒れるのではなく、手が離れると荒れる
流域の農林地や水路は、人の手が継続的に入ることで水質や土地利用の状態が保たれる。担い手が減れば維持管理の営みが途切れ、荒…
鮎の味は、上流の森が決めている
長良川の水温と水質は、上流の森林や地下水が流れを通じて維持することで保たれ、鮎が育つ生息環境を形づくる。その水質に応じた…