Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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祖谷の谷は、斜面ごと暮らしの場だった
祖谷川とその支流沿いの深い谷間では、集落は急峻な山肌に形成され、民家は高低差390mに及ぶ傾斜地に点在する。深山渓谷を渡…
スギ花粉は、戦後に植えた森から届いている
スギは植林から20〜30年以上たつと、多量の花粉をつくるようになる。戦後に全国で大規模に植えられたスギ人工林は、成熟とと…
漆喰の白い壁のもとは、海に積もった生きものの遺骸
海の中で古代生物の遺骸が積もり、長い年月を経て石灰岩になる。その石灰岩は焼かれて生石灰になり、水を受けて消石灰に変わり、…
木材は伐られても炭素を手放さない
森林の樹木は光合成で大気中の二酸化炭素を吸収し、バイオマスとして炭素を固定する。その炭素を含む木材が住宅建材となると、固…
生きものの住処は、都市を冷やす緑でもあった
地域の気候や土地に適した樹種が育った都市の森には、多様な生きものが棲んでいる。同じ都市の緑は、蒸散作用と日射の遮蔽作用に…
都市の森の涼しさは、木陰だけではない
都市の森では、樹冠が日射を遮って林内への熱の侵入を抑え、植物の蒸散が気化熱として周囲の空気から熱を奪う。この二つの働きが…
近江八幡の街並みは、堀の舟運とともに育った
琵琶湖と内湖をつなぐ八幡堀の水は、舟運として人と物資を運び、城下町と商都の発展を支えた。その堀沿いに白壁の土蔵や近江商人…
家の木は、約400年前から植え続けられた山の続き
吉野の森で密に植えられた杉やヒノキは、育つと伐り出され、原木市場と製材所を経て、工務店が建てる住まいの材になる。山の木が…
団地の屋根に降った雨が、トンボの水辺と住民の安らぎを生む
団地の屋根に降った雨水は、井戸水とともに池や流れといった水辺となり、鳥類やトンボ類の生息環境になる。同じ水辺は住民が身近…
東京の水道水は、多摩川源流の森が貯えた雨から始まる
多摩川源流部に広がる小菅村の森林は、雨水を貯え、土砂の流出を防ぎ、水質を浄化する「緑のダム」として働く。この森は東京都の…
京都の水道水は、琵琶湖から流れてきた水だった
慢性的な水不足にあった京都へ、琵琶湖の水は疏水を通って流れ込み、蹴上浄水場を経て京都市民の上水道水源となった。同じ流れは…
洪水を防ぐ水路は、日照りの水がめでもあった
矢部川水系の下流に広がる柳川の掘割は、流域の水を網の目の水路に受け入れる。大雨の際は樋門や堰が流れを妨げ、水を水路網全体…