Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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湿地の空は、風車のブレードが回る空にもなる
湿地が草地や樹林地と混ざり合う土地も、風車の立地になる。ブレードが回る空では、衝突して死んだオジロワシが見つかっている。
洪水の日、沼の草は群落のまま排水機場へ流れ着く
沼や流入河川で繁殖したナガエツルノゲイトウは、洪水期に群落のまま流され、排水機場のスクリーンに漂着する。除塵が追いつかな…
新河岸川は、米と下肥が行き交う一本の道だった
新河岸川の川筋は、往きに川越方面の年貢米や農作物を江戸へ、戻りに江戸の下肥や糠を沿岸の農家へ運ぶ舟の道になっていた。一本…
都市の川は、地下に逃げ場を持っている
ゲリラ豪雨のとき、流域の河川に集まった洪水の一部は、地下の空間に一時的に貯留される。地下にとどまる水は下流への負担を軽く…
掘った川底に戻る土砂は、海岸までつながっていた
熊野川流域では土砂の生産・供給量が多く、土砂生産域・河道域・ダム域・河口域・海岸域の土砂動態が互いに影響し合う。河道を掘…
電力は、山の高さから生まれている
北アルプスの急峻な地形を流れ落ちる黒部川は、標高差によって水に大きな位置エネルギーを与える。その水が高所から低所へ流れる…
大正池が埋まるのも、橋が壊れるのも、土砂が動くからだ
大正池は、周囲の山々から流れ込む土砂で少しずつ埋まり、梓川の河床も上がっていく。集中豪雨のときには、土砂が土石流や土砂流…
平野の遊水地は、クマと暮らしが出会う場所だった
山間部から離れた平野に広がる渡良瀬遊水地は、かつてクマの確認が稀な場所だった。その遊水地の中でクマが目撃され、利用者や周…
アユの食卓は、川底の石の上にある
川に入ったアユは中流域をめざして遡上し、川底の石に付着した藍藻や珪藻を、櫛状に生え変わった歯でこそげ落として食べる。水門…
タンチョウの湿原の周辺は、国立公園の外側だった
タンチョウやキタサンショウウオが生息する釧路湿原は国立公園だが、その周りに広がる民有地は自然公園法の規制対象外となる場合…
奥入瀬川の水は、湖に入る前にブナ林に蓄えられていた
奥入瀬川の水は十和田湖から流れ出るが、その供給源は外輪山のブナ林に蓄えられた雨や雪である。渓流沿いのブナ原生林も降雨や雪…
水源のない川を流れていたのは、暮らしの汚水だった
水源をもたない河川では、家庭や工場の排水が流量の大半を占め、流れそのものが汚水になる。汚水となった流れは悪臭を放ち、衛生…
湿地が水に沈むとき、下流は守られている
河川沿いの湿地は、洪水時にあふれた水を貯め、吸収する。湿地が抱え込んだ水の分だけ、下流域の浸水被害は軽くなる。
吉野川流域は、香川の水源でもある
高知県に源流をもつ吉野川の流域は、早明浦ダムと香川用水を通じて、大きな河川に乏しい香川県の水源になっている。流域を越えて…
奄美の赤土は、強い雨で肥料分ごと畑を離れる
強い降雨時、奄美の農地では赤土が流れ出し、表土と肥料分が一緒に失われる。土を失った畑では作物の生育不良や収量・品質の低下…
洪水期の琵琶湖は、水を減らして待っている
琵琶湖には多くの流入河川の水が集まるが、自然に流れ出る川は瀬田川ひとつしかない。湖の周辺は古くから大雨のたびに浸水してき…
川の洪水は、森の土の中で緩められている
川へ向かう雨は、上流の森林でまず土壌に浸透し、貯留される。この浸透と貯留の働きが、河川の洪水緩和として現れる。川の増水は…
湿原は、何もしていない平地ではなかった
湿原は水量を調整し、水を浄化し、二酸化炭素を吸収し、タンチョウやオジロワシなど希少生物の生息地となっている。メガソーラー…
菊池川の水は、田を通って「肥後米」の名になった
菊池川の水は、井手と呼ばれる用水路を通じて流域の田へ引かれ、二千年にわたる米作りを続けさせてきた。その流域の米は「肥後米…
湿地は、洪水の山を低く遅くする
湿地は大雨の水をスポンジのように抱え込み、下流へ流れ出る水量のピークを下げ、その到達を遅らせる。この保水の働きは、湿地の…
湿地が消えると、洪水の受け皿も消える
湿地は洪水時に水を一時的に貯留・吸収し、下流の洪水被害を軽減する。河川改修によって氾濫原や周辺湿地が減った地域では、この…
氾濫原は、あふれる場所ではなく水をためる場所だった
氾濫原は洪水時に河川から冠水する領域であり、水を受け入れる貯水・遊水の働きが水害を調節している。この働きは河川と氾濫原の…
河川は、観光の舞台そのものを形づくっていた
河川は流れの中で地形や地質を形づくり、清流はヒスイ原石を磨いてその美しさを際立たせる。こうして河川が形成した地形と地質は…
里地里山の自然は、暮らしの側から失われていく
中山間地域では、地域資源の保全は農業生産と並ぶ集落維持の働きの一つである。高齢化と人口減少でこの働きが弱まるなかで、里地…