Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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流域の土は、雨を貯めるインフラだった
流域の土壌が団粒構造を発達させると、雨水は地表を流れずに地中へ浸透し、時間をかけて保水される。この浸透と保水が豪雨時の急…
田んぼの土は、雨を蓄える入れ物となる
有機物を蓄えた土壌は隙間が多く、雨水をゆっくり地中へ浸透させる。この浸透の過程で土壌微生物が硝酸性窒素の流出を抑え、水を…
上流の管理が、下流の暮らしを左右する
河川は上流から下流へ水を運び、その過程で洪水を調節し地下水を涵養する。この水循環は流域全体を一つの単位に結び、上流の状態…
大和川の氾濫は、神社となって記憶された
大和川の氾濫や流路の変化といった水循環の営みは、水神や風神を祀る神社の起源となってきた。川の脅威と恵みは治水や豊穣を願う…
筑後川は、水を流すだけの通り道ではなかった
筑後川の流れは、洪水を運び、水を供給し、生きものの生息場をかたちづくる。この一つの水循環が、治水・利水・環境保全という異…
球磨川は、堤防の内側だけでは治められない
令和2年7月豪雨を経験した球磨川流域では、河道や堤防だけで洪水を防ぐのではなく、田んぼダムや遊水地、森林整備、土地利用規…
漫湖の干潟は、下水道の外側ではない
漫湖の泥干潟に生息する底生生物は、有機物を分解し、泥をかき混ぜることで水質の調整に関わっている。市街の生活排水が流れ込む…
湿地は、川があふれる前に雨を溜めている
湿地の土壌と植生は大量の雨水を一時的に吸収し、地中へゆっくり浸透させながら河川への流出を遅らせる。この貯留と浸透の働きが…
淀川のすき間の微生物が汚れを食べてくれる
礫や木炭の隙間は無数の微生物が定着する表面をつくり、水が通り抜けるあいだに有機汚濁物質や栄養塩類が分解・吸着される。この…
川は工場の外ではなく、源流から始まっている
森林の土壌がゆっくりと雨水を蓄え、時間をかけて河川へ送り出す水循環は、下流の水量と水質を一定に保っている。この上流で水を…
河川の魚は、森の土がろ過した水で生きている
森林の土壌は雨水を貯留してろ過し、土壌浸食を抑えながら河川へ清浄で安定した水を送り出している。この水質と水量の調節が、河…
流域は、人が去ると荒れるのではなく、手が離れると荒れる
流域の農林地や水路は、人の手が継続的に入ることで水質や土地利用の状態が保たれる。担い手が減れば維持管理の営みが途切れ、荒…
鮎の味は、上流の森が決めている
長良川の水温と水質は、上流の森林や地下水が流れを通じて維持することで保たれ、鮎が育つ生息環境を形づくる。その水質に応じた…
流域は、川ではなく水を受け止める土地だった
森林や農地、市街地を含む流域は、降った雨を貯留し浸透させ、時間をかけて河川へ流す。この流域全体での水の受け止めと遅延が、…
水が結ぶ範囲が、祭りを継ぐ人の輪を決める
流域の祭りや信仰は、その土地の水の巡りと地形に根ざして続いてきた営みである。担い手が土地の居住者に限られなくなると、外か…
川の瀬と淵は、手を入れ続けることで生き残る
河川の瀬や淵、水際の植生といった生息・空間構造は、放置されると土砂の堆積や外来種の繁茂で単純化していく。市民による清掃・…
保津川は誰が守っているのか
保津川流域では、地域コミュニティが主体となり、清掃活動や外来種駆除を通じて河川環境の保全に取り組んでいる。これにより河川…
水は行政区画を知らずに流れる
水は上流から下流へと流域を一つの連続体として循環し、行政区画の境界とは無関係に移動する。この水の連続性が、区画ごとに分割…
水田は渡り鳥の国境なき生息地だった
水田は湛水と落水を繰り返すことで湿地に似た環境を生み、渡り鳥や水生生物の採餌・繁殖の場となる。渡り鳥はこの環境を渡りの経…