Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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富士山の農業は、溶岩層が濾した水でできている
富士山の火山噴出物は、水はけの良い黒ボク土をつくり、溶岩層は雨水を浸透させて地下水として涵養する。溶岩層をくぐった湧水は…
鉄を採った跡の痩せた土は、牛と山草で棚田の土になった
鉄穴流しで削平された山の跡地は、水路やため池を残したまま、土手と流し込んだ土砂で水平な棚田へ造成された。風化花崗岩を母岩…
親潮の冷たさは、風に乗って田に届く
寒流である親潮の上を通る東寄りの風は、低温と多湿を帯びてやませとなる。この風が長く吹き付けると、太平洋沿岸の田は気温低下…
夏の暑さで色づかないブドウ、適地は北へ動くのか
ブドウの果皮は夏季の高温で着色が阻害され、着色期が酷暑期と重なるのを避けると着色不良の地域は縮む。将来予測では本州から九…
土壌は堆肥に酵素で応える
作物残渣と低品位リン鉱石に根圏土壌を混ぜて発酵させた堆肥が農地に加わると、その土壌ではリン酸の分解に関わる酵素が増える。…
土は、つくれるものだった
もみ殻などのバイオマス資源に微生物の働きを組み合わせると、通常3〜5年程度かかる土づくりが約1か月に縮まり、有機肥料で栽…
都市の野菜くずは、街の農地で資源に変わる
都市で出る野菜くずや有機廃棄物は、堆肥化を経て都市の農地で活用される。廃棄物だった有機物が都市の内側で農地の資源へと変わ…
苗と知恵が渡ると、都市住民は作り手になる
市街地の畑では、農業者から苗と栽培の知恵が都市住民へ手渡され、住民が作付けから収穫までを自ら行う。農業者から受け取ったホ…
水も養分も蓄えにくい砂が、らっきょうを白くする
鳥取砂丘に隣接する砂丘畑は70mの砂の層でできており、水も養分も蓄えにくい。栄養の少ないこの砂の中でらっきょうが育つと、…
在来作物は、島根の気候と土を記憶した遺伝資源だった
島根の在来作物は、長年の栽培のなかで地域の気候や粘土質土壌に適応し、独特の風味や特性を備えてきた。土地ごとに異なるこれら…
奄美の赤土は、強い雨で肥料分ごと畑を離れる
強い降雨時、奄美の農地では赤土が流れ出し、表土と肥料分が一緒に失われる。土を失った畑では作物の生育不良や収量・品質の低下…
乾いた砂に水をとどめるのは、菌と細菌のこともある
砂質土壌に菌類と窒素固定細菌が加わると、土の炭素が増え、保水力が高まる場合がある。水を保つ力の一部は土の粒だけでなく、そ…
天敵の多い圃場には、害虫も多く棲む
アシナガグモ類やコモリグモ類は、特定の害虫を捕らえて食べる天敵である。土着天敵類が多く見られる圃場には、害虫も他の多様な…
メダカの棲む水辺は、農業が築いたものだった
里山のため池・水路・水田は、農業が水土保全のために築いてきた水の網目である。その同じ網目が、メダカやカエル、サンショウウ…