Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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湿地の草は、シカに食べられないことで戻ってきた
シカの採食は、湿原の植物が芽吹き花をつける前に地上部を失わせ、種子生産と再生の連鎖を断つ。採食圧が取り除かれると、失われ…
農地は収穫だけを生み出しているのではない
農地の土壌では、微生物の働きによって有機物が分解され、炭素が土壌に貯留される。この土壌の炭素貯留は、収穫物とは別に蓄積さ…
波を砕いているのは、北限のサンゴだった
サンゴ群集が海底に立体的な骨格構造をつくると、押し寄せる波はその凹凸に当たってエネルギーを失う。生きたサンゴがその構造を…
干潟の底生生物が、都市の水と経済を支えている
干潟に生息する二枚貝やゴカイなどの底生生物は、水中の窒素やリンを取り込み分解する。この水質浄化の働きが漁業資源や都市の水…
藻場は守られる対象ではなく、資金を呼び戻す側でもある
海中の藻場は光合成を通じて二酸化炭素を吸収し、体内や海底堆積物に炭素を固定する。この炭素固定という自然の働きが定量化され…
流紋岩は津波に削られなかった
浄土ヶ浜の白い流紋岩は、長い浸食を経て今の景観を形づくってきた。この岩体は津波によって損なわれることなく残り、失われた施…
三保松原の砂浜は、上流の川がつくっていた
三保松原の砂浜は、安倍川が運ぶ土砂が沿岸流によって運ばれ堆積することで形づくられている。上流からの砂礫供給が減れば、波浪…
松林は景色ではなく、海と暮らしの間に立つ壁だった
海岸の松林は、密に連なる樹幹と枝葉が潮風や飛砂の勢いを受け止め、後背地へ届く前に和らげる。高潮や津波の際には樹木群が水の…
天橋立の砂州は、動き続ける砂でできている
砂州は、河川からの砂礫供給と沿岸を流れる漂砂が、浸食と堆積を釣り合わせながら形をとどめる。この砂の移動が構造物で断たれる…
白良浜の砂は、波が運ぶのではなく人が運んでいる
白良浜の砂浜は、沿岸流による砂の供給と波による侵食が釣り合うことで形を保ってきた。この砂の出入りが崩れると、砂浜は波のエ…
鞍馬の火祭は、森を若返らせる周期である
鞍馬の火祭で燃やす松明は、里山で育つコバノミツバツツジなどの低木を材料とする。切り出された低木は根株から再び芽吹き、火祭…