Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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秋に川へ落ちた葉は、魚の食卓の入口だった
秋の川には、河畔林から落ち葉が大量に入る。バクテリアが付いた落ち葉は柔らかい葉から水生昆虫に利用され、溶け出した栄養塩は…
渓流魚の餌の6割は、寄生虫に操られて川へ飛び込んだ虫だった
河川には、ハリガネムシに行動を操作されたカマドウマやキリギリス類などの宿主が飛び込む。水に入ったこれらの陸生昆虫は渓流魚…
暖流と寒流が交わる隠岐の海は、給食の皿まで続いている
暖流と寒流が交わる隠岐の海では、多種多様な魚介類が一年を通して漁獲される。箱めがねで海底を覗くかなぎ漁がその恵みを引き上…
田んぼの水路は、生きものを測る教室でもあった
水が張られた田んぼではクモや昆虫が繁殖し、カエル、ヘビ、猛きん類へと食べる・食べられるの連なりが生まれる。田んぼ周辺の農…
冬の田んぼは、休まない湿地だった
収穫後に再び水を入れ、冬も水を張り続ける田んぼは、湿地として多様な生物が働く場になる。農家は、その生物の働きが米づくりに…
ホタルの光は、カワニナが育つ水辺から灯っていた
ホタルはカワニナが育つ水辺に生息し、その発光が夏の夜に観光客を集める。集まる人の光害や騒音、踏み荒らし、ゴミは、その同じ…
土壌は作物を育てる前に、有機物を分解している
土壌中の微生物は有機物を分解し、植物が利用できる養分へと変換する。化学肥料の過剰使用は、この微生物の活動を阻害する可能性…
樹木は、農地の外側にあるわけではない
農作物と同じ土地に植えられた樹木の根は、土壌侵食を防ぎ、土壌の保水力と肥沃度を高める。樹冠の日陰と防風は、作物や家畜を取…
ムツゴロウの食卓は、泥の表面にあった
ムツゴロウは、干潟の泥の表面に生えた珪藻を食べて暮らしている。その干潟の生きものが、センターの水槽や観察会で、人が間近に…
里山の冬越しの保存食は、微生物がつくる味でもあった
高温多湿で冬の長い里山の気候風土は、微生物による発酵の技術を育み、多様な発酵食文化をかたちづくってきた。塩蔵や漬物のなか…
宍道湖の七珍は、淡水と海水のあいだに棲む
宍道湖では淡水と海水が混じり合い、淡水性と海水性の魚介類が同じ湖に生息している。ヤマトシジミは弱淡水域の塩分環境で生息・…
渡り鳥の湿地は、国境の内側に収まらない
湿地は水鳥の生息地となる。東アジア─オーストラリア地域フライウェイは極東ロシアからオセアニアまで広がり、216種の水鳥が…
成虫のホタルは、幼虫のころに食べた巻貝で生きている
水生ホタルの幼虫は肉食で、カワニナなどの淡水巻貝を捕食し、消化液で肉を体外で溶かして摂取する。成虫は基本的に水しか摂らず…
感染症の入口は、土の中にあった
山林や草むら、河川敷、耕作地の土壌は、ツツガムシの幼虫が暮らす場である。幼虫は土壌中で昆虫の卵などを食べて生活し、一度だ…
昆虫は、作物の実りを増やし、奪い、守っている
ミツバチやマルハナバチは受粉を通じて農作物の収量や品質を高める。アブラムシやカメムシは食害やウイルス病の媒介で生産を損な…
昆虫の体は、少ない餌から生まれるタンパク質だった
変温動物である昆虫は、家畜より少ない飼料と水で育ち、乾燥重量の約6〜7割をタンパク質として体に蓄える。必須アミノ酸やミネ…
見つけられた生きものは、金融が求めるデータになっていた
生きものは、見つけられ記録されるたびに観察データの一点となり、世界中から集まった点が生物多様性を測り、可視化する。生物多…
在来作物は、島根の気候と土を記憶した遺伝資源だった
島根の在来作物は、長年の栽培のなかで地域の気候や粘土質土壌に適応し、独特の風味や特性を備えてきた。土地ごとに異なるこれら…
水を澄ませる生きものは、一種ではなかった
微生物は河床の生物膜で有機物を分解し、湿地の植物は根から窒素やリンを吸収する。植物の生育環境は微生物の活動を促し、二枚貝…
電気と液肥は、同じ牛の糞尿から生まれる
肉牛などの家畜糞尿は、メタン発酵槽でバイオガスを生み、発酵後には消化液を残す。バイオガスは燃やされて電力となり、消化液は…
メダカの棲む水辺は、農業が築いたものだった
里山のため池・水路・水田は、農業が水土保全のために築いてきた水の網目である。その同じ網目が、メダカやカエル、サンショウウ…
日本の送粉の主役は、セイヨウミツバチではなかった
野生送粉者による花粉媒介は、日本の送粉サービス約4700億円のうち約3300億円を占め、セイヨウミツバチの約1000億円…