高層ビルの足元で、柔らかな堆積層が波を大きくする
Mechanism / 自然のはたらき
波の増幅→共振
大きな平野を覆う柔らかな堆積層は、長周期の波を増幅する。その上に建つ超高層ビルは固有周期が長く、増幅された長周期の波と共振して大きく揺れる。
So What / 見えること
ここから何が言えるか
地上の震度だけでは、平野の揺れは測れない。柔らかな地層の揺れは、高いビルの上で姿を現す。
Facts / 事実
・関東平野などの大規模な平野や盆地は柔らかい堆積層で覆われた地盤で、堆積層で長周期の波が増幅される。首都圏・近畿圏・中京圏の大都市はこうした大規模な平野部に立地し、高層化の進展で長周期地震動の影響を受ける人口が増加している。
・海洋プレート上面の海底の柔らかい堆積物は、プレートの沈み込みで日本列島にこすりつけられて付加体となり、フィリピン海プレートに沿って関東平野まで続く。この付加体が長周期の波を効率的に伝える。
・高さ60メートルを超える超高層建築物は固有周期が長く、長周期地震動と共振して大きく揺れる。固有周期は高さ100メートルの建物で2秒程度、高さ300メートルで5~6秒程度。
・マグニチュード9程度の最大クラスの南海トラフ沿いの地震を想定した推計で、地表の揺れの継続時間が300秒以上になった地域は千葉県、愛知県、三重県、滋賀県、奈良県、大阪府、兵庫県の一部。400秒以上になった地域は神戸市と大阪市の沿岸部の一部。
・東北地方太平洋沖地震では、大阪市の高層ビルに内装材などが破損するほど大きく揺れたビルがあったが、地上で観測された震度は3だった。
・海洋プレート上面の海底の柔らかい堆積物は、プレートの沈み込みで日本列島にこすりつけられて付加体となり、フィリピン海プレートに沿って関東平野まで続く。この付加体が長周期の波を効率的に伝える。
・高さ60メートルを超える超高層建築物は固有周期が長く、長周期地震動と共振して大きく揺れる。固有周期は高さ100メートルの建物で2秒程度、高さ300メートルで5~6秒程度。
・マグニチュード9程度の最大クラスの南海トラフ沿いの地震を想定した推計で、地表の揺れの継続時間が300秒以上になった地域は千葉県、愛知県、三重県、滋賀県、奈良県、大阪府、兵庫県の一部。400秒以上になった地域は神戸市と大阪市の沿岸部の一部。
・東北地方太平洋沖地震では、大阪市の高層ビルに内装材などが破損するほど大きく揺れたビルがあったが、地上で観測された震度は3だった。
Observation / 観測記録(一次情報)
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内閣府 (確認日 2026-10-18)https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h27/82/special_01.html ↗
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地震本部 (確認日 2026-10-18)https://www.jishin.go.jp/resource/column/2010_1012_04/ ↗
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気象庁 (確認日 2026-10-18)https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/choshuki/choshuki_eq2.html ↗
※各Factは、一次情報の観測(Observation)をNature Commons編集方針に沿って整理したものです。詳細は各一次情報をご参照ください。
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