Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
多い切り口から見つける
Filter / 絞り込む
116 件
(フィルター適用中)
地層に残った津波は、国境を越えて読まれる
南海トラフの地震と津波が残した堆積物は、過去の出来事を地層の中にとどめている。その堆積物から過去の地震と津波を復元する作…
尾瀬の湿原を揺らしているのはシカの採食だった
尾瀬では、ニホンジカの増加が高山植物の採食と湿原の植生撹乱として現れている。湿原の植物の変化はシカの数の変化と重なってお…
噴火が生んだ火山礫の地は、生態系の始まりの場所だった
噴火で生まれた西之島の火山礫や火山灰の堆積地に、コケ植物と幼いシダ植物が生育している。新たに形成された地形・地層は、海洋…
高層ビルの足元で、柔らかな堆積層が波を大きくする
大きな平野を覆う柔らかな堆積層は、長周期の波を増幅する。その上に建つ超高層ビルは固有周期が長く、増幅された長周期の波と共…
富士山麓の湧水は、数百年前に森が受け止めた雨だった
富士山の森林は、土壌が降った雨や雪を受け止め、多孔質の玄武岩溶岩層へと水を浸透させる。地下深くに入った水は数十年から数百…
溶岩は、富士山の植生を守る側にも置かれている
富士スバルラインの沿線植生は、年間約40万台の車両が五合目を目指す道に接している。その沿線では、植生破壊防止のために溶岩…
富士山の農業は、溶岩層が濾した水でできている
富士山の火山噴出物は、水はけの良い黒ボク土をつくり、溶岩層は雨水を浸透させて地下水として涵養する。溶岩層をくぐった湧水は…
富士山の火山灰は踏まれると流れ出す
富士山の火山性地層は粒子が細かく固結が弱いため、繰り返される踏圧で締め固められ、雨水が浸透せず表面を流れて土壌を削り出す…
溶岩流は、地形の勾配をなぞって広がる
富士山の溶岩流の到達範囲は、火口位置と既存地形の勾配に大きく左右される。勾配が導く先に東名・新東名高速道路や東海道新幹線…
水を通しにくい溶岩のすき間が、忍野八海への水の道だった
富士山の地下水は、比較的水を通しにくい溶岩と溶岩の間を伏流する。溶岩流やスコリア堆積物でろ過されながら数十年かけて地底を…
森林は、訪れる人の体験で守られる
森林の自然文化遺産地域は、貴重な生態系と歴史的・文化的資産を内包し、専門ガイドの解説を通じて訪問者の体験の場となる。その…
森林は、補償される前に災害リスクを下げている
森林の水源涵養や洪水緩和、土砂災害の防止という働きは、災害リスクそのものを低減する。同じ森林は、火災・風害・水害・雪害の…
荒れた道を避ける一歩が、登山道を枝分かれさせていた
火山活動がつくった地形は、踏圧や降雨による土砂流出と浸食を受けやすく、登山道の路面が深く削られる。削られた箇所を避けて歩…
えびの高原の散策路は、火山の跡を巡る道だった
えびの高原の火口や火口湖は、霧島火山群の活動が形成した地形である。登山道や散策路は、その火口湖や山々を巡って通っている。…
ホタルの光は、カワニナが育つ水辺から灯っていた
ホタルはカワニナが育つ水辺に生息し、その発光が夏の夜に観光客を集める。集まる人の光害や騒音、踏み荒らし、ゴミは、その同じ…
温泉には、通り抜けた地層が溶け込んでいる
地中に浸透した天水は、マグマ熱や地熱で温められる。地層はこの地下水にミネラル成分を溶け出させ、隙間や断層を地表への経路と…
紅葉は、山の標高差をたどって降りてくる
安達太良山の標高差に沿って、紅葉の見頃は9月下旬の山頂付近から11月上旬の渓谷へと推移する。ミズナラ、ブナ、イタヤカエデ…
地層は、国境を越えて並べ比べられている
地層は、層序対比を通じて、世界各地の地質構造発達とともに地域・時代別に比べられる。地層を国境の外の地層と並べるこの比較を…
森の働きは、一つずつでは守れない
森林の生物多様性保全・水源涵養・土壌保全・物質生産といった働きは、一定の広がりを持つ空間の中で、互いに引き合い、また重な…
スギ花粉は、戦後に植えた森から届いている
スギは植林から20〜30年以上たつと、多量の花粉をつくるようになる。戦後に全国で大規模に植えられたスギ人工林は、成熟とと…
樹木は、農地の外側にあるわけではない
農作物と同じ土地に植えられた樹木の根は、土壌侵食を防ぎ、土壌の保水力と肥沃度を高める。樹冠の日陰と防風は、作物や家畜を取…
家を傾けたのは、足元で液体になった砂の地層
埋立地の地層は、揺れで液状化すると液体状になり、建物を支える力を失う。その上の家は沈み、傾き、地面からは砂が噴き出す。杭…
森の記録から、県境が消えつつある
森林は、航空レーザ測量成果や森林資源メッシュ、森林簿として記録されている。都道府県ごとに異なっていたその記録の仕様は全国…
風を弱める樹列は、炭素を蓄える森でもあった
格子状に並ぶ防風林の樹列は風速を弱め、農地や生活道路を強風や吹雪から守る。同じ樹木は成長しながら大気中の二酸化炭素を吸収…