Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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土に固定されたリンは、失われた養分ではない
農地に投入されたリンは、作物に吸収されるほか、土壌粒子と結びついて固定され蓄積する。この蓄積したリンや、下水汚泥・家畜ふ…
土は、島の産業がつながる場所だった
オリーブの搾りかす、剪定枝、牛ふん、醤油粕といった地域の有機物は、土壌に還ることで養分循環を担い、土の肥沃さを再生する。…
都市の熱は、緑と風が逃がしている
都市では、人工排熱やアスファルト・コンクリートなどの人工的な地表面によって熱環境が悪化する。一方、緑地や街路樹は蒸散や日…
土は、つくれるものだった
バイオマスなどの有機資源に微生物の働きを組み合わせることで、養分保持や植物の生育を支える土壌の機能を人為的に組み立てる技…
大根は、雪国の煙のなかで保存食になった
里山の囲炉裏で燃える薪の熱と煙は、冬の日照が乏しい環境でも大根の水分を減らし、燻煙成分を表面に付着させる。そこに漬け込み…
汚れた土は、流通から外れる
土壌汚染は、土地の利用や取引を妨げる。汚染された土壌が浄化され自然の状態を取り戻すと、その土地は再び売買の対象へ戻る。土…
雪深い里山の冬の食は、微生物が仕込んでいた
雪深い里山では冬に収穫が絶たれる。塩蔵や漬物のなかで微生物が食材を分解・発酵させ、保存性を高めながら新たな風味を生む。こ…
里山の景観は、人が使い続けることで保たれてきた
里山の草刈りや薪炭利用、田畑の手入れといった継続的な人の営みは、雑木林や棚田の景観構造を維持する。この手入れが途切れると…
古都らしさは、建物だけではなくその配置に宿る
寺社や町家の形態、街路の骨格、周囲の緑地の配置が一体となって、古都特有の空間構造を形づくる。この配置の連続性が保たれる限…
草原の土は、火と草刈りで若返る
蒜山の黒ボク土は、山焼きや草刈りといった定期的な攪乱があることで、樹林への植生遷移が止まり、草原・湿原の状態が保たれる。…
都市の生ごみは、土に還ることで資源になる
都市の有機性廃棄物は、堆肥化を経て養分を含む土壌へと変わり、市街地の農地に還元される。この養分循環が都市のなかで閉じると…
都市の緑は、眺めるものではなく包まれるものだった
都市に残る樹林や草地は、気温や湿度を和らげ、大気中の微粒子を吸着し、多様な生きものの生息空間を形づくる。こうした自然の働…
宅地の庭は、分断された生態系をつなぎ直す
宅地の庭や植栽、透水性のある地面は、雨水を浸透させ、土壌に水を蓄え、小さな生きものの移動する場となる。点在する緑や土がつ…
都市の農地は、食べる場所の内側にある
市街地に残る農地は、作物が育つ場を人が食べる場と同じ生活圏に置く。都市で育った作物が直売所や学校給食を通じてその場で消費…
都市の生ごみは、消える前にエネルギーに戻る
都市に集まる生ごみや下水汚泥といった有機物は、微生物の嫌気的な発酵によってメタンを生む。このメタンは発電・熱・都市ガスへ…
里山と山林は、使われることで守られてきた
里山の山林原野は、下草刈りや薪炭利用といった継続的な人の手入れによって、明るい林床や多様な植生からなる空間構造を保ってき…
風土病は、土の湿り気から生まれる
土壌の湿度や植生は、ツツガムシの幼虫が生息できる環境を形づくる。その幼虫が病原リケッチアを保持し、人に吸着する。土壌の条…
土壌は、地域の廃棄物を農業へ還す通り道だった
地域で生じる食品残渣や家畜ふん尿は、堆肥として土壌に還る。土壌有機物は団粒構造を保ち、微生物を養い、養分を蓄える。この養…
凍み豆腐は、里山の冬が作る
里山の氷点下の夜と日中の乾いた晴天は、豆腐の水分を凍結と昇華で抜く天然のフリーズドライを繰り返す。この昼夜の温度差と乾燥…
目立たない種は、その働きが見えたときに気づかれる
個々の生物種は、捕食被食や送粉といった生物間相互作用を通じて生態系のなかで固有の役割を担っている。その役割が人に見えたと…
夜の暗さは、生きものにとっての生息環境だった
多くの生物は、月光や星明かりといった弱い光と暗闇の周期を手がかりに、採餌・移動・産卵といった行動や生理サイクルを組み立て…
長野の農も観光も、地層の裂け目が決めていた
フォッサマグナ帯の地殻変動と堆積は、崩れやすい地層と大きな標高差を同時に生み出す。この地形は土砂の動きやすさとして災害の…
里山は人が手を入れ続けることで里山であり続ける
里山の雑木林や農地は、人が下草刈り・薪炭利用・水路管理を継続することで維持される二次的自然である。この人為的攪乱が途絶え…
茶の香りは、草地の草が土になる速さに宿る
茶畑に敷かれたススキやササは土中でゆっくり分解され、微生物の働きを通じて有機物として土壌に還る。この分解と土壌形成の過程…