Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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四万十川の源流は、流域の水道の始まりでもある
四万十川の水は、源流域である不入山の森から流域の5市町へ分かれて届く。同じ源流の水が、水道水、農業用水、発電用水として流…
湧き水は、地下の地層を映している
雨水や雪解け水は地中に浸透し、砂や小石の地層を通ってろ過され、地下水となる。地下水は透水性の良い帯水層に蓄えられ、粘土層…
湿地が水に沈むとき、下流は守られている
河川沿いの湿地は、洪水時にあふれた水を貯め、吸収する。湿地が抱え込んだ水の分だけ、下流域の浸水被害は軽くなる。
琵琶湖の水は、湖の鮒と平野の米を同時に育てている
琵琶湖の水は、約60種を超える固有種を含む魚介類のすみかであり、固有のニゴロブナもそこに生きる。同じ水は周辺の平野部で米…
湿原の眺めは、季節ごとに入れ替わる植物と渡り鳥がつくっている
高層湿原では、四季折々に植物が移り変わり、春から秋には渡り鳥が飛来する。季節ごとに入れ替わるこの生きものの姿が、木道を歩…
富山の急流は、電気になって流れている
3,000m級の山々から富山湾へ一気に注ぐ急流河川は、豊富な水を運び続ける。その神通川や黒部川の水系に水力発電所が連なり…
洪水期の琵琶湖は、水を減らして待っている
琵琶湖には多くの流入河川の水が集まるが、自然に流れ出る川は瀬田川ひとつしかない。湖の周辺は古くから大雨のたびに浸水してき…
川の洪水は、森の土の中で緩められている
川へ向かう雨は、上流の森林でまず土壌に浸透し、貯留される。この浸透と貯留の働きが、河川の洪水緩和として現れる。川の増水は…
湿地は、国境を越える渡りの道の一区間だった
湿地は、渡り鳥が長距離を移動する途中の中継地となる。その移動ルートは、ロシア極東からオーストラリア・ニュージーランドまで…
湿原は、何もしていない平地ではなかった
湿原は水量を調整し、水を浄化し、二酸化炭素を吸収し、タンチョウやオジロワシなど希少生物の生息地となっている。メガソーラー…
川の水は、財務情報の外側ではなかった
河川の水循環は、護岸再生や水源かん養によって保たれる。企業や投融資先はその河川水に依存しており、依存とインパクトは財務情…
河川の水源は、雨を吸い込む森に守られている
河川の水源は、適切に管理された森林が雨水を吸収し、地下水を補充することで保護されている。森林が改善に寄与する河川の水質は…
かつての川筋は、いま貨幣で測られる湿地になった
川の旧流路に由来する湿地は、その保全・再生がもたらす便益を支払意思額として貨幣価値に換算される。換算された便益は費用対効…
地球の水の限界は、流域ごとに引かれている
流域は、淡水を持続的に使える限界が推定される単位である。現在の水資源消費の約24%は、この限界を超えた流域で起きている。…
淡水生態系の危機は、金融の外側ではない
淡水生態系が危機に瀕し、気候変動とともに水不足や洪水といった水リスクが増していく。その水リスクは企業の事業継続やサプライ…
湿地は洪水を止めるのではなく、ためて緩める
大雨時、湿地は河川からあふれた水を一時的に貯留する。湿地の植生は水流の速度を緩め、土壌は雨水を地中へ浸透させて地下水とし…
アユの香りは、川底の石の上で生まれている
清らかな川の底では、石に藻類が付着する。アユはその藻類を食べ、スイカやキュウリに似た独特の香りを身につける。川底の石に育…
東京の水道水は、多摩川源流の森が貯えた雨から始まる
多摩川源流部に広がる小菅村の森林は、雨水を貯え、土砂の流出を防ぎ、水質を浄化する「緑のダム」として働く。この森は東京都の…
鵜飼の技を残す措置に、長良川と鮎が入っていた
長良川の浅瀬では、鵜舟が横一線になって鮎を追い込み、船上の観光客が歓声を上げる。その鵜飼漁を残す措置には、河川環境の保全…
湿地は、洪水の山を低く遅くする
湿地は大雨の水をスポンジのように抱え込み、下流へ流れ出る水量のピークを下げ、その到達を遅らせる。この保水の働きは、湿地の…
ヨシ原は、鳥の住処であり、人がストレスを和らげる場でもあった
湿地のヨシ原と水生植物の広がりには、鳥類や昆虫が生息する。その同じ湿地が、自然観察や野外での身体活動の場となる。自然との…
湿地は金融の外側ではない
湿地の水質浄化・洪水調節・炭素貯留は、経済的価値をもつ生態系サービスとして金銭的に評価される。その価値は経済的意思決定に…
湿地は生きものだけのすみかではなかった
湿地は水鳥をはじめ多様な生物の生息地となり、独自の生態系をつくる。その豊かな自然環境は、人が五感で自然に触れる場にもなる…