アマモ場は、魚が外の海へ出る前のゆりかごだった
Mechanism / 自然のはたらき
産卵床提供→稚魚の保育場提供→餌生物供給
瀬戸内海のアマモ場は、アオリイカが卵を産みに来る場であり、クロダイの幼稚魚がワレカラ類やヨコエビ類を食べて育ち、やがてアマモ場の外へ出ていく場でもある。干潟を維持管理する漁協が再生を目指しているのは、この産卵と成育の空間である。
So What / 見えること
ここから何が言えるか
アマモ場で目に入るのは茂みだけだが、そこで育った魚はやがて外の海へ出ていく。藻場は、その外側に広がる海の始まりでもある。
Facts / 事実
・瀬戸内海のアマモ場では、クロダイが幼稚魚期にワレカラ類やヨコエビ類を食べて育ち、成長とともにアマモ場から外へ出て行く。
・瀬戸内海のアマモ場には、アオリイカが産卵のためにやって来ることが知られている。
・広島県尾道市は令和4年度から浦島漁業協同組合と共同で、国土交通省中国地方整備局が造成した干潟(高尾、海老、灘、百島)の維持管理を浦島漁業協同組合が行い、藻場の再生や生態系の回復を目指す「尾道の海のゆりかご(干潟・藻場)再生による里海づくり」を開始した。
・瀬戸内海のアマモ場には、アオリイカが産卵のためにやって来ることが知られている。
・広島県尾道市は令和4年度から浦島漁業協同組合と共同で、国土交通省中国地方整備局が造成した干潟(高尾、海老、灘、百島)の維持管理を浦島漁業協同組合が行い、藻場の再生や生態系の回復を目指す「尾道の海のゆりかご(干潟・藻場)再生による里海づくり」を開始した。
Observation / 観測記録(一次情報)
-
環境省 (確認日 2026-10-19)https://www.env.go.jp/water/heisa/heisa_net/setouchiNet/seto/g1/g1chapter3/mobahigata/mobatowa/index.html ↗
-
尾道市 (確認日 2026-10-19)https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/soshiki/15/56029.html ↗
※各Factは、一次情報の観測(Observation)をNature Commons編集方針に沿って整理したものです。詳細は各一次情報をご参照ください。
Related
このConnectionから広がる
Reference/場所と制度
この関係を確かめに行ける先佐渡自然共生科学センター
佐渡島の森・里・海を一体として捉え、トキの野生復帰と生物多様性の保全を軸に自然共生科学を研究する新潟大学の附置施設。…
海洋・沿岸里山・里海
千葉県立中央博物館
房総半島の自然と人間をテーマに、黒潮の影響を受ける海から丘陵地までの生態系を紹介。…
海洋・沿岸里山・里海
天草ビジターセンター
天草諸島・松島エリアに位置し、内海(有明海・八代海)と外海をつなぐ複雑な海底地形と生態系を解説。…
海洋・沿岸生息・空間構造
富士山世界遺産センター(山梨県立富士山世界遺産センター)
富士山の自然的価値(火山・湧水・樹海)と信仰・芸術の文化的価値を統合して解説する中核拠点。…
海洋・沿岸生息・空間構造