Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
多い切り口から見つける
Filter / 絞り込む
29 件
(フィルター適用中)
尾瀬の湿原を揺らしているのはシカの採食だった
尾瀬では、ニホンジカの増加が高山植物の採食と湿原の植生撹乱として現れている。湿原の植物の変化はシカの数の変化と重なってお…
渡り鳥の飛来が、風車を止める
渡り鳥の飛来は風車を一時停止させ、羽根の一部を黒く塗らせる。魚の遡上は水力発電施設に魚道と通過可能なタービンを求め、昆虫…
コウノトリを育む水田は、発電所でもあった
コウノトリの野生復帰を起点とした水田では、冬期湛水と水田退避溝がトノサマガエルや希少水生昆虫の生息環境をつくる。遮光率を…
富士山の固有種は、孤立が生み育てた
富士山の独立峰としての地理的隔絶と火山性の特殊環境は、限られた生息域で進化する固有種を生み出す。この隔離ゆえに固有種の分…
ゴルフ場の池に、希少なサンショウウオがいた
水生植物は、ゴルフ場の調整池でもため池に劣らない種数で育ち、水深が浅い池ほど抽水植物の種類が増える。水生植物が10種以上…
出水のツルは、人が張る水の上に降りる
出水に渡来するツルは、干拓で生まれた水田のうち、浅く水が張られた田をねぐらにし、収穫後に残された二番穂を餌にして冬を越す…
ホタルの光は、カワニナが育つ水辺から灯っていた
ホタルはカワニナが育つ水辺に生息し、その発光が夏の夜に観光客を集める。集まる人の光害や騒音、踏み荒らし、ゴミは、その同じ…
クジラが帰る海には、見ないと決めた港がある
ザトウクジラは繁殖のため毎年同じ海へ帰ってくる。その海で野生のクジラを観察する観光は、地域に収入と雇用をもたらす。一方、…
地球上の生きものは、ひとつのネットワークに集められている
地球上のあらゆる生物は、一つの国際ネットワークにデータとして集められ、誰でも開ける形で公開されている。そのネットワークは…
イノシシは、縄文の土器の縁にもいた
イノシシの姿は土で造形され、縄文時代中期の浅鉢形土器の口縁部や、釣手土器の釣手部分に装飾として付けられた。猪形土製品とし…
生きものの住処は、都市を冷やす緑でもあった
地域の気候や土地に適した樹種が育った都市の森には、多様な生きものが棲んでいる。同じ都市の緑は、蒸散作用と日射の遮蔽作用に…
チョウや鳥は、自然を測る物差しだった
植物や鳥類、チョウ類などの生物種は、その状態の変化が周囲の自然の状態を示す指標になる。種ごとの絶滅リスクの変化は指数にま…
成虫のホタルは、幼虫のころに食べた巻貝で生きている
水生ホタルの幼虫は肉食で、カワニナなどの淡水巻貝を捕食し、消化液で肉を体外で溶かして摂取する。成虫は基本的に水しか摂らず…
昆虫は、作物の実りを増やし、奪い、守っている
ミツバチやマルハナバチは受粉を通じて農作物の収量や品質を高める。アブラムシやカメムシは食害やウイルス病の媒介で生産を損な…
奈良のシカは、切り落とされた角まで神に供えられる
奈良のシカは、祭神を乗せてきた白い鹿の伝説から「神の使い」とされ、傷つけることも殺すことも重罪とされてきた。雄鹿の角は、…
昆虫は、捨てられた有機物を飼料に変える中継点だった
食品残渣や有機廃棄物は昆虫の餌となり、高いタンパク質を含む昆虫は家畜や養殖魚の飼料となる。昆虫を経由することで、廃棄され…
昆虫の体は、少ない餌から生まれるタンパク質だった
変温動物である昆虫は、家畜より少ない飼料と水で育ち、乾燥重量の約6〜7割をタンパク質として体に蓄える。必須アミノ酸やミネ…
見つけられた生きものは、金融が求めるデータになっていた
生きものは、見つけられ記録されるたびに観察データの一点となり、世界中から集まった点が生物多様性を測り、可視化する。生物多…
ウンカやイナゴは、村境へ送り出される存在だった
ウンカやイナゴなど稲作に害を及ぼす虫は、虫送りで松明や鉦・太鼓とともに田の畦道を練り歩く人々によって、村境へ送り出される…
冬の水田は、ガンにとって沼の続きだった
日本に飛来するガン類の多くは、宮城の沼とその周辺水田に集まって冬を越す。冬期に水を張った水田も沼と同じく生息環境となり、…
豊漁の祈りは、海の生き物の姿をしていた
海の生き物は、御嶽に神として祀られる。海蛇は漁獲への感謝を捧げる神事の対象となり、魚は豊漁を祈る祭りで神輿の姿をとって練…
在来作物は、島根の気候と土を記憶した遺伝資源だった
島根の在来作物は、長年の栽培のなかで地域の気候や粘土質土壌に適応し、独特の風味や特性を備えてきた。土地ごとに異なるこれら…
絶滅危惧種のトカゲも、身近な生きもののひとつだった
身近な生きものの生息状況は、市民の調査や観察会で寄せられる報告として記録されていく。その記録には絶滅危惧種のヒガシニホン…
カブトガニの幼生は、地域が数え続ける個体数の記録だった
カブトガニの産卵・幼生・成体は、地域住民・研究者・行政が連携する市民科学の調査対象として継続的に観察されている。幼生の成…