Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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地層に残った津波は、国境を越えて読まれる
南海トラフの地震と津波が残した堆積物は、過去の出来事を地層の中にとどめている。その堆積物から過去の地震と津波を復元する作…
高層ビルの足元で、柔らかな堆積層が波を大きくする
大きな平野を覆う柔らかな堆積層は、長周期の波を増幅する。その上に建つ超高層ビルは固有周期が長く、増幅された長周期の波と共…
富士山の火山灰は踏まれると流れ出す
富士山の火山性地層は粒子が細かく固結が弱いため、繰り返される踏圧で締め固められ、雨水が浸透せず表面を流れて土壌を削り出す…
溶岩流は、地形の勾配をなぞって広がる
富士山の溶岩流の到達範囲は、火口位置と既存地形の勾配に大きく左右される。勾配が導く先に東名・新東名高速道路や東海道新幹線…
家を傾けたのは、足元で液体になった砂の地層
埋立地の地層は、揺れで液状化すると液体状になり、建物を支える力を失う。その上の家は沈み、傾き、地面からは砂が噴き出す。杭…
農地の土は、川が運んだカドミウムを米へ手渡していた
上流から河川水系を流れ下ったカドミウムは、下流の農地の土壌に蓄積し、そこで育つ米に吸収されて人の体へ取り込まれた。汚染さ…
かつての川の流路は、いまも揺れと浸水に弱い
旧河道や後背低地は、かつての河川の流路や水はけの悪い低地として形づくられ、軟弱な地盤を残している。その地盤は河川の氾濫で…
外来樹は鳥とシカを味方につけて広がる
ナンキンハゼは鳥に種子を運ばれ、倒木跡などのギャップに入り込んで在来植生の更新に影響を与える。ナギはニホンジカに採食され…
オオシラビソの芽生えは、ササからの距離で変わる
オオシラビソの実生は、ササの刈り払い後に発生しやすくなる。一方、その種子は野ネズミに食べられ、ササ地に近いほど食害を受け…
御嶽の森は、神が降りる場所だった
沖縄の森は、泉や川とともに御嶽という聖域を形づくり、神が降臨し祖先神が祀られる場所とされてきた。自然崇拝を基盤とする信仰…
ヒノキ林は、建材で終わらない
利用期を迎えたヒノキ人工林から伐り出された材は、製材品やCLTの建材になる。製材で生じる端材や間伐材は、木質バイオマス発…
富士山の噴火は、街の炎として鎮められる
富士山は大規模な噴火を繰り返してきた活火山であり、その活動は古くから畏怖されてきた。吉田の火祭りでは、街中に立つ大松明の…
崩れた溶岩ドームは、雨を待つ土砂として残る
雲仙の溶岩ドームは成長の途中で崩れ、火砕流となって流れ下る。崩れた火山噴出物は流域に大量に堆積し、不安定な地形として残る…
阿蘇の草原は、燃やされることで残ってきた
阿蘇のカルデラ地形に広がる草原では、野焼きで枯れた草が燃やされ、新たな芽吹きが促されて森林化が防がれる。千年以上地域の文…
約1万種の絶滅リスクは、投融資の外側ではない
生物種の絶滅リスクは、企業活動の土地利用や水消費、気候変動を通じて、製品のライフサイクル全体から地域ごとに映し出される。…
森林は、一枚の地図の上で一つになる
森林の地形と資源は、位置・施業履歴・所有者とともに一枚の地図に重ねられる。その地図が都・市町村・林業経営体に同時に開かれ…
森林は、変化を樹冠の形として見せている
森林は、樹冠被覆や樹高、バイオマス量といった広がりとして存在している。減少・劣化・再生・病害虫の影響・火災は、その広がり…
火山は、噴火のたびに防災の教室をつくり変える
繰り返し噴火する火山は、そのたびに噴火口や地形・地層をつくり変えていく。噴火で生まれた地形や被災した建物・道路はそのまま…
島の地形は、逃げ道にも制約をかけている
島の地形は、津波の継続時間を長くし、第一波より後の津波を高くする恐れがある。同じ地形は、海岸近くの低い集落からの避難を容…