Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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噴火が生んだ火山礫の地は、生態系の始まりの場所だった
噴火で生まれた西之島の火山礫や火山灰の堆積地に、コケ植物と幼いシダ植物が生育している。新たに形成された地形・地層は、海洋…
道沿いの富士山の植生は、溶岩に守られている
富士山の沿線植生は、年間約40万台が五合目を目指す道路と隣り合っている。その縁には植生破壊防止のための溶岩が置かれ、緑化…
富士山の火山灰は踏まれると流れ出す
富士山の火山性地層は粒子が細かく固結が弱いため、繰り返される踏圧で締め固められ、雨水が浸透せず表面を流れて土壌を削り出す…
荒れた道を避ける一歩が、登山道を枝分かれさせていた
火山活動がつくった地形は、踏圧や降雨による土砂流出と浸食を受けやすく、登山道の路面が深く削られる。削られた箇所を避けて歩…
えびの高原の散策路は、火山の跡を巡る道だった
えびの高原の火口や火口湖は、霧島火山群の活動が形成した地形である。登山道や散策路は、その火口湖や山々を巡って通っている。…
紅葉は、山の標高差をたどって降りてくる
安達太良山の標高差に沿って、紅葉の見頃は9月下旬の山頂付近から11月上旬の渓谷へと推移する。ミズナラ、ブナ、イタヤカエデ…
樹木は、農地の外側にあるわけではない
農作物と同じ土地に植えられた樹木の根は、土壌侵食を防ぎ、土壌の保水力と肥沃度を高める。樹冠の日陰と防風は、作物や家畜を取…
木を数えなくても、森の混み具合は空から分かる
森の木は、梢の高さ、葉の付く長さ、枝が地面を覆う広がりが一本ごと、林分ごとに違う。その形の違いは空からのレーザの反射に表…
竹林の明るさは、間引かれることで保たれる
放置された竹林は過密化し、周囲へ広がっていく。間伐や抜き切りで密度が下がると開空率が高まり、地表に光が届く。伐り出された…
鎮守の森は、祀られて残った自然だった
神社を囲む鎮守の森は信仰の対象となり、伐採や立ち入りが制限されてきた。この信仰による保全のもとで、自然植生や生物相を残す…
外来樹は鳥とシカを味方につけて広がる
ナンキンハゼは鳥に種子を運ばれ、倒木跡などのギャップに入り込んで在来植生の更新に影響を与える。ナギはニホンジカに採食され…
流紋岩の浜は、施設とは別の時間を生きている
浄土ヶ浜の景勝は、約5200万年前のマグマ活動が生んだ白い流紋岩の奇岩の林立がかたちづくる。津波で被災したレストハウスや…
手つかずのブナ林は、止まった森ではなかった
白神山地のブナ林は安定した極相林ではなく、斜面崩落や倒木を起点に更新が続き、多様なステージが入り混じる森である。この変わ…
断崖の景色は、海鳥の住まいでもあった
隆起と侵食が刻んだ断崖は、その中腹がウミウやミサゴの営巣地となっている。訪れる人が眺める断崖の景観には、岩の壁と、そこに…
都市の森の涼しさは、木陰だけではない
都市の森では、樹冠が日射を遮って林内への熱の侵入を抑え、植物の蒸散が気化熱として周囲の空気から熱を奪う。この二つの働きが…
鹿の食害は、火祭の炎にも届いている
鞍馬の山に生える柴(コバノミツバツツジなどの低木)は、初夏に刈り取られ、乾かされ、秋に松明へと姿を変える。大松明一本には…
屋久島の森は、祈りと保全が重なる山だった
屋久島の森林は、垂直分布する植生と固有種を抱える森であると同時に、岳参りなどの山岳信仰や伝統芸能が結びつき継承される森で…
森の日陰は葉わさびの畑だった
森林の樹冠は直射日光を遮り、林内に日陰と湿気をとどめる。直射日光を嫌い、湿潤な環境を好む葉わさびは、この樹冠下や林縁に植…
神が依りつく柱は、二百年を生きたモミだった
諏訪地域の山林で樹齢約200年に育ったモミが、神事に基づいて選定・伐採され、山出しと里曳きを経て、神が依りつく御柱となる…
森林の炭素貯留と水源涵養は、企業のリスクと機会でもある
森林の炭素貯留・水源涵養・生物多様性といった公益的価値は、持続可能な森林経営のもとで高まる。森林を保有する企業にとって、…
地層は、地球のN極とS極が入れ替わった痕跡を保存していた
地殻変動によって形成された地層は、地球のN極とS極が逆転した地磁気逆転現象の痕跡を層の中に保存している。その痕跡が、地層…
子どもが木を植える森が、そのまま教室になる
生徒が木を植え、育てる手入れを重ねる森林は、自然の科学知識を学ぶ場になっている。学校林では、森をつくる作業そのものが学び…