Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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宅地はエネルギーを「自産自消」する
宅地に降り注ぐ太陽エネルギーは、屋根で電力へ変換され、蓄電池に蓄えられて家庭の消費と時間差でつながる。この創出と貯蔵の連…
農地を守る者は、その土地の外より来る
農地は耕作と手入れという継続的な人手がなければ維持されない。この人手は集落内の居住者だけでなく、費用を前納し農作業や地域…
里山は自然の教材ではなく、つながりが見える場所だった
里山のモザイク状の環境は、多様な生物の生息地を隣り合わせにし、食物連鎖や共生関係といった生きもの同士の相互作用を身近な距…
古い木造建築は、森の炭素をまだ抱えている
木材は樹木が光合成で取り込んだ炭素を体内に蓄えたまま、腐朽や燃焼が起きない限り大気へ戻さない。都市の古い木造建築はこの炭…
湿原は、誰かが土地を所有するかで残ってきた
湿原の水位や植生は周囲の土地利用と水文的に連続しており、一区画の開発が湿地全体の水文条件を変える。土地の所有そのものが開…
里山の植物は、歩いて触れて地図を描く
里山の起伏に富んだ地形は、日当たりや湿り気の異なる生育環境を斜面ごとに生み、それぞれに応じた植物を分布させる。この空間の…
都市公園は、鎮守の森だった
明治以降、社寺の境内やその周辺の樹林が都市公園として引き継がれた例がある。こうした場所では、樹木のまとまりが都市化のなか…
祭りの通り道は、街路の幅が決めていた
神輿や山車は幅や勾配に阻まれずに通れる街路をたどり、神社との位置関係に沿って巡行の道筋が定まる。道が広がる交差点には観客…
ブナ林の「手つかず」は、放置ではなく維持されていた
白神山地のブナ林は、人為の影響が退くほど天然更新と生物間相互作用が自律的に進み、原生的な林の状態を自ら再生し続ける。この…
棚田は、耕す人がいなければ水も土も留められない
急峻な斜面の棚田では、田に張られた水が土へ浸透し、畦や水路に沿ってゆるやかに流下することで、土壌の流出を抑え水を蓄える。…
雨晴海岸の景観は、漂着物を拾い続ける手で保たれている
雨晴海岸には潮の流れとともに漂着物が絶えず打ち寄せ、放置された砂浜では生息環境と海越しに立山連峰を望む景観が失われていく…
海岸の眺めは、住む者の手で守られていた
波浪と砂の堆積がかたちづくる海岸の景観は、その眺めそのものが住環境の一部となって住宅地に取り込まれる。眺めと一体化した暮…
奈良のシカは、信仰が野生に残した個体群だった
奈良のシカは神の使いとして狩猟や駆除を免れ、人里に留まる個体が世代を超えて生き残ってきた。信仰による選択的な保護が捕食圧…
海岸の恵みは、手入れする人がいて初めて続く
海岸の砂浜や岩礁は、イワユリなどの生物が生息する空間構造をつくる。この生息環境は人の手による清掃や継続的な手入れによって…
稲を脅かす生物種が育む祭り
水田を荒らす特定の害虫の脅威は、農村地域での虫送り行事を通じて、人々の豊作への願いと結びついた文化を形成した。この祭りは…
那智の田楽は、里山という場所そのものが舞台だった
熊野那智大社を囲む里山の地形や社叢は、田楽が奉じられる神聖な空間を形づくっている。その場所で豊作や安穏を願う所作が季節ご…
住宅地の畑が地域をつなぐ
宅地や遊休地が地域の農園として利用されると、住民が共同で作業する場が生まれる。畑での作業や収穫を通じて、住民同士の自然な…