Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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富士山麓の湧水は、数百年前に森が受け止めた雨だった
富士山の森林は、土壌が降った雨や雪を受け止め、多孔質の玄武岩溶岩層へと水を浸透させる。地下深くに入った水は数十年から数百…
水を通しにくい溶岩のすき間が、忍野八海への水の道だった
富士山の地下水は、比較的水を通しにくい溶岩と溶岩の間を伏流する。溶岩流やスコリア堆積物でろ過されながら数十年かけて地底を…
岩ガキは、鳥海山の雪で育っている
鳥海山に降る雨や雪は、何十年もの時を経て伏流水となり、日本海の海底から湧き出す。ブナ林の腐葉土由来のミネラルを含む冷たい…
富山湾の沿岸は、川だけで養われていない
富山湾東部の沿岸の海底では、平均標高800〜1200mに降った降水が地下に浸透し、10〜20年をかけて淡水として湧き出す…
地下水のミネラルは、土の隙間を通った時間を映している
雨水が浸透するあいだ、土壌は不純物を濾過し、カルシウムやケイ素などのミネラル成分を水へ渡す。森林土壌の小さな隙間をゆっく…
四万十川の源流は、流域の水道の始まりでもある
四万十川の水は、源流域である不入山の森から流域の5市町へ分かれて届く。同じ源流の水が、水道水、農業用水、発電用水として流…
湧き水は、地下の地層を映している
雨水や雪解け水は地中に浸透し、砂や小石の地層を通ってろ過され、地下水となる。地下水は透水性の良い帯水層に蓄えられ、粘土層…
森の土は、雨を川へ変えている
上流域の森林は、降った雨を土壌に浸透させ、地下水を涵養する。土にしみ込んだ雨は河川の水量を平準化し、その川の水が下流で水…
森から海までは、一本の川の集水域だった
三浦半島南端の小網代の森は、谷を流れる浦の川の集水域にあたる。森林・湿地・干潟・海は、この一本の川の集水域として、ひと続…
農地は、下から水を受け取っていた
農地の作土層は、地下に埋められた暗渠管を通じて地下水位が引き上げられることで水分を受け取る。地下水位を制御すると、作土層…
森は、降った雨の3〜4割を空へ返している
森林の樹冠は、降水の一部を地表に届く前に捉えて蒸発散させ、日本の森林では降水量の約3〜4割が大気へ還る。地表に届いた水は…
新潟の田んぼは、水を抜くことでも整えられた
新潟平野の田んぼは、信濃川や阿賀野川が運ぶ雪解け水と肥沃な粘土質の土壌を受け取る。ため池やダムに貯められた雨水や雪解け水…
湧水は、地層が地上へ導いた雨だった
雨や雪は地下へ浸透し、地下水となって流れる。断層や透水性の高い溶岩層はその流れを誘導し、不透水層はせき止め、特定の場所で…
都市が地下水から川へ乗り換えても、水源は一つの循環の中にあった
台地に降った雨や河川水は地下へしみ込み、荒川中流域の地下水を涵養する。この地下水は河川の表流水と相互に行き来している。都…
森林は水を減らしながら、川の流れをならしている
森林の樹冠は降水の一部を遮断して大気へ返し、蒸発散は土壌の水を消費するため、河川へ流れ出る水の総量は減る。一方、有機物と…
足元の地層は、水の通り道だった
砂や礫の間隙、岩盤の亀裂といった地層の隙間は、地中に浸透した雨水や地表水を地下水として蓄える。透水性の高い帯水層はその主…
森の土は、雨をすぐには川へ渡さない
森林土壌は、腐植土層や根系がつくる多くの隙間に雨水を浸透させ、一時的に蓄える。蓄えられた水はゆっくりと時間をかけて河川や…
森の土は、雨をすぐには川へ流さない
雨は森林の土壌にいったん貯留され、通過するあいだに浄化される。川へ流れ込む水の量は平準化され、洪水は和らぎ、流量は安定す…