Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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生きものは、緑地の孤立に耐えられない
都市化で緑地や水辺が分断されると、生物種は隣接する生息地へ移動できず、個体群が孤立して縮小する。分断された緑地が再びつな…
同じ地層は、遠く離れた大陸にも眠っている
各地の地層は、堆積・変成・造構といった同じ地質過程を経て形成され、離れた大陸のあいだにも同時代の層序が対応して残る。この…
生物種は経済の外部ではなく、金融が依存する資本である
生物種どうしの相互作用が支える送粉・水質浄化・土壌形成といった生態系の働きは、企業活動が立脚する自然資本を形成している。…
土の豊かさは、国境の内側で完結しない
土壌の微生物群集は、有機物分解・窒素固定・養分循環という物質循環を担い、作物の生育を支えている。この働きは土地や気候に沿…
都市の木陰は、暮らしを冷やすインフラだった
都市の樹冠は直射日光を遮り、蒸散によって周囲の気温を下げる。葉と土は雨水を受け止め、地表への到達を遅らせる。この気温緩和…
葛の繁殖力は、農地を覆う厄介者ではなかった
農地周辺に急速に繁茂する葛は、光合成でデンプンや炭水化物を体内に蓄える。旺盛な繁殖力は、放置された農地に大量の炭水化物を…
森林の未利用材は、捨てられる前から素材だった
間伐材や製材残材といった森林の未利用材は、耐久性のある素材へと物質的に転換される性質を持つ。この転換可能性が加工と流通の…
レアアース泥は、海底に降り積もった時間そのもの
南鳥島沖の海底では、生物起源のリン酸塩粒子にレアアースが吸着し、長い時間をかけて堆積・濃集することで泥層を形成している。…
海底の鉱物は、地球の時間が積み上げた資源だった
海底の鉱物資源は、堆積や海底熱水活動など、地球の長い時間をかけた作用によって形成されている。その形成速度と人間による採掘…
干潟は、広がるほど波を弱める
河川が運ぶ土砂が沖へ堆積し、干潟は遠浅に広がっていく。この浅く広い地形が押し寄せる波のエネルギーを受け止め、水勢を弱めな…
干潟は、足を踏み入れることで初めて見えてくる
干潟の底生生物や渡り鳥は、潮の満ち引きに応じて姿を現し、泥に足を踏み入れる者にだけその生態が観察できる。遠くから眺める視…
海は絶えず動き、その動きは電力になる
海流や潮汐、水温差といった海洋の物理的なエネルギーは、自然の動きそのものを利用して発電できる。なかでも潮汐や海流には周期…
宅地の庭は、分断された生態系をつなぎ直す
宅地の庭や植栽、透水性のある地面は、雨水を浸透させ、土壌に水を蓄え、小さな生きものの移動する場となる。点在する緑や土がつ…
水田は雨を溜める「見えないダム」
畦畔に囲まれた水田は、降った雨を面としてためこみ、少しずつ河川へ送り出す。この時間差が大雨時の急激な流入をやわらげ、下流…
黒潮は足摺岬に流れ着くだけではない
足摺岬沖を流れる黒潮や潮汐、表層と深層の海水温の差は、絶えず動き続ける物理的なエネルギーの流れをつくり出している。この海…
東尋坊は、削られ続けることで景観であり続ける
東尋坊の柱状節理は、マグマの冷却で生じた割れ目に日本海の波が浸食を続けることで断崖として姿を現す。波に削られ続ける動的な…
鵜飼を成立させているのは、川の水質だった
河川の水源涵養と水質浄化の働きが、アユなどの水生生物を育てる清流を維持している。この水生生物の豊かさが、鵜飼という伝統漁…
鮒寿司の味は、琵琶湖の浅瀬によって決まる
琵琶湖の内湖や沿岸の浅い水域は、水が滞留して栄養を蓄え、ニゴロブナなど固有魚の産卵・生育の場となる。そこに集まる湖魚は保…
海の恵みは、陸の栄養塩が運んでいる
陸から河川を通じて運ばれる窒素やリンといった栄養塩は、海岸・里海の植物プランクトンを育む。植物プランクトンは食物連鎖の起…
森が葉わさびの生育環境を形成する
森林は直射日光を遮り涼しく湿潤な環境を作り出す。樹木が日陰を提供し、水分蒸発を抑えることで、葉わさびに必要な土壌水分と空…
鵜飼が続くのは、川に鮎がいるからだ
鵜飼は、清流に育つ鮎とそれを支える流域の生態系があって初めて成り立つ。観光客が見ているのは漁の技だが、その技を存立させて…
作物の実りは、送粉者の羽ばたきの上にある
ミツバチなどの送粉者は、花から花へ花粉を運ぶことで多くの作物の結実を成立させている。この花粉媒介が細れば収量と品質は不安…
藻場は守る対象ではなく、暮らしが生まれ続ける海だった
海草藻場や海藻林は炭素を固定し、幼魚や稚貝の育つ生息環境を形づくる。この生息環境が漁獲や観光の資源を生み出す場となり、藻…
都市のフードロスが土を育てる
市街地で発生する食品残渣は、堆肥に加工され農地に戻されることで、土壌の有機物や栄養分を補強する役割を果たす。これにより、…