Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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鉄を採った跡地が、最も肥沃な棚田となった
鉄穴流しで切り崩された山の跡地には、水路やため池を伴う地形が残る。そこへ土砂が堆積し、有機質の集積と植生の遷移を経て土壌…
都市の熱は、緑と風が逃がしている
都市では、人工排熱やアスファルト・コンクリートなどの人工的な地表面によって熱環境が悪化する。一方、緑地や街路樹は蒸散や日…
湿地が、水を浄化し、魚を育てていた
琵琶湖のヨシ群落や氾濫原の水田は、流れ込む水を根や微生物の働きで浄化し、同時に魚が産卵し稚魚が育つ生息地となる。この浄化…
里山と山林は、使われることで守られてきた
里山の山林原野は、下草刈りや薪炭利用といった継続的な人の手入れによって、明るい林床や多様な植生からなる空間構造を保ってき…
谷津干潟は、手を入れることで生きる湿地だった
都市に囲まれた谷津干潟では、人工構造物が潮汐による海水の出入りを妨げ、泥が滞留してアオサが繁茂する。水路の通水や底質の入…
耕作放棄地は、森がつくる微気候の上にあった
森林は周囲に固有の微気候を生み、斜面の土壌を安定させて水を涵養する。その働きが及ぶ範囲では、放棄された農地もブドウの根が…
田んぼは、水を張るたびに湿地に戻る
水を張った水田は、季節ごとに水位が変化する浅い湿地となり、水生生物や渡り鳥の生息場所を形づくる。その水の循環は稲を育てる…
森林の間伐材は、地域の燃料の出所だった
森林の間伐や製材で生じる未利用木材は、燃焼によって熱や電気へと変換される。この木質バイオマスの流れは地域内をめぐる燃料の…
草原は放たれた牛が守っている
阿蘇の草原は、牛の採食と踏みつけが森林化を押しとどめることで維持されている。この放牧という営みが生む水源涵養や土砂災害抑…
里山は都市の活力を再生する場
里山の森林の香りや音、景観は、人の五感に働きかけ、心身の回復を促す。この過程を体験することがヘルスツーリズムとなり、都市…
都市の緑は、地価に織り込まれている
都市の樹木や緑地は蒸散と日射遮蔽によって地表付近の気温を下げ、根を含む土壌が雨水を浸透・貯留する。こうした温度と水の調節…
屋上の緑は、都市を歩く理由になる
屋上に積み重ねられた土壌と多層的な植栽は、都市の中に高低差と季節変化を持つ立体的な生息空間をつくりだす。この人工地盤上に…
湿地は水鳥の場所ではなく、水を巡らせる装置だった
湿地は水を溜め、ゆっくりと通しながら、泥や有機物を沈め、微生物が汚れを分解する場となる。この水の滞留と浸透という働きが、…
保津川は誰が守っているのか
保津川流域では、地域コミュニティが主体となり、清掃活動や外来種駆除を通じて河川環境の保全に取り組んでいる。これにより河川…
コウノトリは、田んぼだけでは生きられない
コウノトリの餌となるカエルやドジョウは、浅い水域を行き来しながら生活史を回している。田んぼ・水路・湿地がつながることで餌…