Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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祖谷の谷は、斜面ごと暮らしの場だった
祖谷川とその支流沿いの深い谷間では、集落は急峻な山肌に形成され、民家は高低差390mに及ぶ傾斜地に点在する。深山渓谷を渡…
流域はデータセンターの冷却装置でもある
流域の水は公共水道を通じてデータセンターへ届き、サーバーの過熱を防ぐ冷却水として大量に消費される。水ストレスの高い流域で…
近江八幡の街並みは、堀の舟運とともに育った
琵琶湖と内湖をつなぐ八幡堀の水は、舟運として人と物資を運び、城下町と商都の発展を支えた。その堀沿いに白壁の土蔵や近江商人…
雨水は川に着く前に、森と水田と家で足止めされる
流域では、間伐された森の下草が雨水をいったん蓄えて少しずつ川へ送り出す。水田や各家庭の貯留槽も雨水を一時的にためる。源流…
地球の水の限界は、流域ごとに引かれている
流域は、淡水を持続的に使える限界が推定される単位である。現在の水資源消費の約24%は、この限界を超えた流域で起きている。…
東京の水道水は、多摩川源流の森が貯えた雨から始まる
多摩川源流部に広がる小菅村の森林は、雨水を貯え、土砂の流出を防ぎ、水質を浄化する「緑のダム」として働く。この森は東京都の…
鵜飼の技を残す措置に、長良川と鮎が入っていた
長良川の浅瀬では、鵜舟が横一線になって鮎を追い込み、船上の観光客が歓声を上げる。その鵜飼漁を残す措置には、河川環境の保全…
多摩川の流域は、それ自体が教室だった
多摩川の流域は、源流部の森から川を経て街へと続く一つのつながりである。源流の川辺から幼児が遊ぶ水辺まで、流域そのものが五…
菊池川流域の水は、引かれるだけでなく抜かれることで田を変えた
菊池川流域の水は、川から井手で取水されて用水の不足した新田へ、ダムから台地と平野の農地へと導かれる。一方、沼地の湿田では…
流域の水害は、金融の外側ではない
流域の水害は河川区域の内側で完結せず、流域全体を単位に多様な主体が連携して備える対象となる。その備えには公共機関に加え民…
四万十川の清流は、資金の宛先だった
四万十川の清流は流域の状態であり、水質悪化や漁獲量減少として揺らぐ。その水辺では、自然の力を活かした水辺再生が進められて…
洪水を防ぐ水路は、日照りの水がめでもあった
矢部川水系の下流に広がる柳川の掘割は、流域の水を網の目の水路に受け入れる。大雨の際は樋門や堰が流れを妨げ、水を水路網全体…
琵琶湖の流域は、湖の中だけではなかった
琵琶湖の流域は、集水域・湖辺域・湖内という三つの場がつながった一つのまとまりをなす。水害への備えも河川の中では閉じず、市…
上流の水源林は、流域の水道料金で守られている
上流の水源林は、流域の市町村が水道料金の一部から出し合う負担金で保全される。間伐で光が入った森では植物が育ち、土の流出が…
流域は、川だけで水を受け止めていない
流域に降った雨は、都市化した土地では河川へ流れ出す量が増え、水害リスクを押し上げる。水害の起点は河川の中だけでなく、雨が…
森林と農地は、流域のインフラだった
流域では、森林が水を保ち、農地が水を貯める。この自然環境の働きは、グリーンインフラとして治水・環境・地域振興に活かされて…
洪水の川には、白竜が住んでいた
木曽三川流域の低湿地では、洪水と度重なる築堤の失敗が繰り返されてきた。人の手に収まらない川の流れは、川に住む白竜という神…
森の手入れと街の舗装は、同じ川の話だった
雨や雪解け水は、山や森、農地、街を通って同じ川へ流れ込み、やがて海へとつながる。流域の状態は、上流の森林管理や農地の土壌…
流域は、地形が引いたもう一つの地域境界だった
流域は、降水が地形に沿って一つの河川へ流れ出る範囲であり、山・川・農地・海を一続きにつないでいる。自然災害はこの範囲で起…