Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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マングローブは、遠い誰かの暮らしも守っている
マングローブや干潟がつくる複雑な生息・空間構造は、魚介類の産卵や稚魚の育成の場となり、栄養塩を循環させながら沿岸の生物多…
海岸線は、逃げる高さを持たない土地だった
南海トラフの津波が想定される沿岸部では、海と陸の境が低く連なり、自然の高台に乏しい地形が広がる。この平坦な海岸地形は、津…
浜の空白は、季節ではなく使われ方が空けていた
漁港の用地は、季節ごとに使われては空けられ、撤去のたびに浜の空間が入れ替わってきた。長期占用が続くと、その用地は通年で塞…
堂ヶ島の海食洞は、眺められる側ではなかった
堂ヶ島の海食洞や隆起海岸は、波の侵食と地盤の隆起が長い時間をかけて刻んだ固有の地形である。その地形が生む景観は人の関心を…
松島の風景は、太陽光パネルの置き場所を選ばせる
松島の海岸・里海がつくる特別名勝の空間構造は、視界のなかで一体の景観として成立している。太陽光発電などの設備は、この空間…
黒潮は足摺岬に流れ着くだけではない
足摺岬沖を流れる黒潮や潮汐、表層と深層の海水温の差は、絶えず動き続ける物理的なエネルギーの流れをつくり出している。この海…
砂丘の水はけの悪さが、らっきょうを甘くする
砂地は水を素早く通し、昼と夜で大きな温度差を生む。この排水性と寒暖差が根や果実に糖を蓄えさせ、らっきょうやメロンの栽培を…
東尋坊は、削られ続けることで景観であり続ける
東尋坊の柱状節理は、マグマの冷却で生じた割れ目に日本海の波が浸食を続けることで断崖として姿を現す。波に削られ続ける動的な…
牡蠣筏は、海の生きものの隠れ家でもある
太田川が運ぶ栄養塩は広島湾に植物プランクトンを育て、それがカキの餌となる。海に浮かぶカキ筏や藻場、干潟は魚介類の産卵場や…
海の恵みは、陸の栄養塩が運んでいる
陸から河川を通じて運ばれる窒素やリンといった栄養塩は、海岸・里海の植物プランクトンを育む。植物プランクトンは食物連鎖の起…
海の護岸は、藻場のすみかでもあった
海岸や里海の藻場は、波の当たる硬い基質に胞子を定着させて生育し、その過程で海水中の炭素を体内に取り込んで海底へ貯留してい…
海藻藻場は、炭素を沈める場所であり魚を育てる場所だった
海藻藻場は光合成によって二酸化炭素を取り込み、体内に炭素を固定する。同じ葉状体の茂みは稚魚や小型生物の隠れ場となり、沿岸…
藻場は守る対象ではなく、暮らしが生まれ続ける海だった
海草藻場や海藻林は炭素を固定し、幼魚や稚貝の育つ生息環境を形づくる。この生息環境が漁獲や観光の資源を生み出す場となり、藻…