Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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生きものの集団は、道路一本で島になる
野生生物の個体群は、道路によって生息地を分断され、孤立した集団に切り離される。移動を阻まれた集団の間では、遺伝的多様性が…
都市の川は、地下に逃げ場を持っている
ゲリラ豪雨のとき、流域の河川に集まった洪水の一部は、地下の空間に一時的に貯留される。地下にとどまる水は下流への負担を軽く…
藻場は海の育児室だった
クロメなどの大型海藻が広がる藻場は、多様な水生生物の産卵場となり、幼稚仔が育つ保育場となる。磯焼けで藻場が失われると、こ…
掘った川底に戻る土砂は、海岸までつながっていた
熊野川流域では土砂の生産・供給量が多く、土砂生産域・河道域・ダム域・河口域・海岸域の土砂動態が互いに影響し合う。河道を掘…
外来樹は鳥とシカを味方につけて広がる
ナンキンハゼは鳥に種子を運ばれ、倒木跡などのギャップに入り込んで在来植生の更新に影響を与える。ナギはニホンジカに採食され…
車が走れる砂浜は、川が届ける砂で保たれていた
千里浜の砂浜は、河川から届く土砂と、波浪や風に持ち去られる砂との差し引きで幅を保っている。ダムで川からの土砂供給が細ると…
奥入瀬川の水は、湖に入る前にブナ林に蓄えられていた
奥入瀬川の水は十和田湖から流れ出るが、その供給源は外輪山のブナ林に蓄えられた雨や雪である。渓流沿いのブナ原生林も降雨や雪…
オオシラビソの芽生えは、ササからの距離で変わる
オオシラビソの実生は、ササの刈り払い後に発生しやすくなる。一方、その種子は野ネズミに食べられ、ササ地に近いほど食害を受け…
生きものは、夜の光に行き先を奪われる
昆虫・鳥類・ウミガメなどの行動や生理リズムは、夜間の人工光が良好な光環境を阻害するとかく乱される。昆虫は光源に誘引されて…
森林は、一枚の地図の上で一つになる
森林の地形と資源は、位置・施業履歴・所有者とともに一枚の地図に重ねられる。その地図が都・市町村・林業経営体に同時に開かれ…
森林は、変化を樹冠の形として見せている
森林は、樹冠被覆や樹高、バイオマス量といった広がりとして存在している。減少・劣化・再生・病害虫の影響・火災は、その広がり…
頂点に立つ猛禽類は、足元の生物多様性を映している
食物連鎖の頂点に立つ猛禽類は、その生息環境の健全性が広範な生物多様性の指標となる。生息環境の悪化や繁殖成功率の低下は、個…
海の食物連鎖は、陸のプラスチックの通り道だった
海の紫外線と波は、河川などを経て陸から流れ込んだプラスチックを5mm以下の粒子に砕く。その粒子はプランクトンや小魚に取り…
里山の明るさは、人の攪乱がつくっていた
雑木林・農地・水田・ため池が組み合わさる里山では、定期的な伐採や草刈り、ため池の維持といった人の攪乱が、明るく多様な環境…
放棄水田が水を澄ませるのは、水がゆっくり流れるときだ
放棄水田やため池で水が溜まりながらゆっくり流れると、水質浄化と貯水の働き、イトトンボ類の多様性が高く保たれる。コンクリー…
アマモ場は、魚が生まれ育つ場所だった
里海のアマモ場は、魚が卵を産む場所であり、仔稚魚が育つ場所として働いている。能登内浦の内湾域では藻場が衰え、その保全と造…