Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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湿地の草は、シカに食べられないことで戻ってきた
シカの採食は、湿原の植物が芽吹き花をつける前に地上部を失わせ、種子生産と再生の連鎖を断つ。採食圧が取り除かれると、失われ…
湿原は、誰かが土地を所有するかで残ってきた
湿原の水位や植生は周囲の土地利用と水文的に連続しており、一区画の開発が湿地全体の水文条件を変える。土地の所有そのものが開…
湿地は水を浄めるだけでなく、地域の収支にも流れ込んでいる
湿地は水質浄化や炭素貯留、多様な生物の生息場といった働きを担い、地域が利用する自然資本を形づくっている。この働きは目に見…
火山が水を堰き止めた場所は、自然を読む教室になる
火山活動がつくった凹地に水が滞留することで、湿原や池沼などの多様な湿地環境が生まれる。そこには、それぞれの環境に適応した…
干潟は、広がるほど波を弱める
河川が運ぶ土砂が沖へ堆積し、干潟は遠浅に広がっていく。この浅く広い地形が押し寄せる波のエネルギーを受け止め、水勢を弱めな…
干潟は、足を踏み入れることで初めて見えてくる
干潟の底生生物や渡り鳥は、潮の満ち引きに応じて姿を現し、泥に足を踏み入れる者にだけその生態が観察できる。遠くから眺める視…
波を砕いているのは、北限のサンゴだった
サンゴ群集が海底に立体的な骨格構造をつくると、押し寄せる波はその凹凸に当たってエネルギーを失う。生きたサンゴがその構造を…
クマは山にいるという前提が、平野の湿地で崩れる
河川沿いに連なる湿地や水辺は、大型獣が身を隠しながら移動できる回廊となる。この空間構造が平野部まで続くことで、山間部に生…
干潟の底生生物が、都市の水と経済を支えている
干潟に生息する二枚貝やゴカイなどの底生生物は、水中の窒素やリンを取り込み分解する。この水質浄化の働きが漁業資源や都市の水…
湿原の花は、自らを守る費用を生んでいる
湿原の高山植物が織りなす景観は、訪れる人を惹きつける。その体験に対して集まる協力金は、木道やトイレの維持など湿原を保全す…
湿地は金融が評価する対象ではなく、依存する基盤だった
湿地の水を蓄え、浄化し、地下水を涵養する働きは、企業活動が依存する水資源の安定を支えている。その健全性の変化は、企業の事…
谷津干潟は、手を入れることで生きる湿地だった
都市に囲まれた谷津干潟では、人工構造物が潮汐による海水の出入りを妨げ、泥が滞留してアオサが繁茂する。水路の通水や底質の入…
湿地は洪水を受け止めるインフラでもある
湿地は増水時に水を一時的に貯留し、ゆっくりと流下させる遊水機能をもつ。この水を受け止める働きが、下流河川の氾濫の勢いを和…
湿地は、心を鎮めるために訪れる場所ではない
湿地の開けた水辺の景観と多様な生きものの動きは、人の視覚と注意をゆるやかに分散させる。この注意の緩和が、都市生活で張り詰…
湿地は心と身体の健康を育む自然の治癒力
湿地は、多彩な生きものや水辺の景観、野鳥のさえずりを通じて、人が五感で自然を感じる場を提供する。このような体験は、人々の…