Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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都市の川は、地下に逃げ場を持っている
都市の河川は、短時間豪雨で流域から一斉に集まる雨水を、本来の川幅だけでは受けきれない。地下に確保された貯留空間は、増水時…
海の回復力は、生きものどうしの関わり合いから生まれる
藻場や干潟では、藻類の光合成、底生生物による浄化、魚介類の産卵と生育が互いに結び付き、沿岸の物質循環と生息空間を形づくっ…
希少種の生息地は、土地の境界で途切れる
希少種の生息地は複数の土地にまたがり断片化している。個体が移動し繁殖するには、境界を越えて生息地が連結し、外来種対策や管…
湿原は、誰かが土地を所有するかで残ってきた
湿原の水位や植生は周囲の土地利用と水文的に連続しており、一区画の開発が湿地全体の水文条件を変える。土地の所有そのものが開…
戦場ヶ原の湿原は、シカとの境界線で守られている
戦場ヶ原の湿原に生きる植物群は、シカの採食圧が高まると急速に姿を消す。柵による空間の分割とシカの個体数調整は、湿原と草食…
古都らしさは、建物だけではなくその配置に宿る
寺社や町家の形態、街路の骨格、周囲の緑地の配置が一体となって、古都特有の空間構造を形づくる。この配置の連続性が保たれる限…
奈良の町並みは、周囲の稜線ごと守られている
奈良の古い町並みは、背後の山並みや社寺林と一体の稜線・空間構造として立ち上がっている。建物の高さや色が一定の範囲に収まる…
流域は、人が去ると荒れるのではなく、手が離れると荒れる
流域の農林地や水路は、人の手が継続的に入ることで水質や土地利用の状態が保たれる。担い手が減れば維持管理の営みが途切れ、荒…
森林は区画をまたいで初めて姿を現す
森林の生息域や資源量は、区画ごとに分断されたままでは連続した空間として現れない。離れた区画の状態が一つの空間に重ね合わさ…
猛禽類が消えるとき、生態系はすでに崩れている
猛禽類は広い行動圏と食物連鎖の頂点に位置する餌環境を必要とし、その生息には下層の多様な生物相が揃っていなければならない。…
川の瀬と淵は、手を入れ続けることで生き残る
河川の瀬や淵、水際の植生といった生息・空間構造は、放置されると土砂の堆積や外来種の繁茂で単純化していく。市民による清掃・…
川は一つでも、水の流れが管理の境界を決めている
河川は上流の集水域から下流の河口まで水循環でつながる一本の系である。その流量や氾濫の規模は場所ごとに異なり、上流の細流と…
里山は、人が手を引くと荒れる森だった
里山の雑木林や草地は、下草刈りや薪炭利用といった継続的な人の手入れによって、明るく開けた植生と多様な生息空間が保たれる。…
森林は、所有者だけが守るものではなかった
森林の樹木更新や水源涵養といった営みは、単独の所有者では管理しきれない広がりを持つ。この持続には、地域住民・企業・NPO…