Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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農地は食料以上のものを生み出す
農地は太陽光を作物と分け合いながら受け止め、収穫後に残る有機物は分解されてエネルギーへと戻っていく。作物の生育に使われる…
都市の生きものは、見ようとした人にだけ姿を現す
市街地には、街路樹や空き地、水辺に多様な野生生物が息づいている。その姿は、人が意識して観察し記録するときにはじめて可視化…
農地は一枚では有機化できない
農地の土壌は、化学肥料や農薬の使用が隣接する区画へ水や生物を通じて及ぶため、一枚だけでは有機化の状態を保ちにくい。土壌形…
森林は守られる前に、働いている
森林は光合成によって大気中の二酸化炭素を幹や土壌に炭素として蓄え、樹幹や林帯は津波のエネルギーを減衰させ飛砂を受け止める…
森の立体構造は、上空から読み取られている
森林の樹冠の高さや地形の起伏は、上空から照射されたレーザーの反射時間の差として立体的な空間構造に記録される。この構造情報…
森林の立体構造は、見えるようになって初めて管理できる
森林は樹種・樹高・材積といった立体的な空間構造を持ち、その分布は林分ごとに絶えず変化している。この構造が計測技術で可視化…
防風林は風を防ぐためだけにあるのではない
格子状に配置された防風林は、風を遮り作物や土壌を守りながら、樹木の成長を通じて炭素を吸収・固定していく。この炭素の蓄積量…
地盤のリスクは、投資先から切り離せない
地形や地層は、地盤の安定性や災害リスクを通じて、その上に立地する建物やインフラの事業継続性に影響する。投資家が資産の所在…
浜の空白は、季節ではなく使われ方が空けていた
漁港の用地は、季節ごとに使われては空けられ、撤去のたびに浜の空間が入れ替わってきた。長期占用が続くと、その用地は通年で塞…
土は、つくれるものだった
バイオマスなどの有機資源に微生物の働きを組み合わせることで、養分保持や植物の生育を支える土壌の機能を人為的に組み立てる技…
インフラの脆弱性は、その足元の地層が決めている
地形・地層の成り立ちは、土地の強さや水のたまりやすさ、斜面の崩れやすさを左右する。そこに築かれる道路や構造物の災害リスク…
地形は、眺める対象ではなかった
地形や地層は、その土地固有の景観をかたちづくる。この景観は観光や地域事業の資源となり、施設整備や地域振興への投資が地形の…
堂ヶ島の海食洞は、眺められる側ではなかった
堂ヶ島の海食洞や隆起海岸は、波の侵食と地盤の隆起が長い時間をかけて刻んだ固有の地形である。その地形が生む景観は人の関心を…
松島の風景は、太陽光パネルの置き場所を選ばせる
松島の海岸・里海がつくる特別名勝の空間構造は、視界のなかで一体の景観として成立している。太陽光発電などの設備は、この空間…
都市の生ごみは、土に還ることで資源になる
都市の有機性廃棄物は、堆肥化を経て養分を含む土壌へと変わり、市街地の農地に還元される。この養分循環が都市のなかで閉じると…
都市の農地は、食べる場所の内側にある
市街地に残る農地は、作物が育つ場を人が食べる場と同じ生活圏に置く。都市で育った作物が直売所や学校給食を通じてその場で消費…
都市の生ごみは、消える前にエネルギーに戻る
都市に集まる生ごみや下水汚泥といった有機物は、微生物の嫌気的な発酵によってメタンを生む。このメタンは発電・熱・都市ガスへ…
やんばるの森は、途切れずに続く
やんばるの亜熱帯常緑広葉樹林は、まとまった面積が分断されずに残ることで固有種の生息空間を保ち、林冠の連続が世代を越えた遷…
天竜川は、上空にも道を持っていた
河川は連続した長い空間として上空に途切れのない回廊を形成する。この直線的で障害物の少ない空間構造は、上空を移動する飛行体…
川は流域をひとつの経済圏につなげていた
河川は上流から下流までを一本の水路でつなぎ、人や物資が運ばれる経路を形づくる。この連続した水辺は流域各地を結び、交易や往…
目立たない種は、その働きが見えたときに気づかれる
個々の生物種は、捕食被食や送粉といった生物間相互作用を通じて生態系のなかで固有の役割を担っている。その役割が人に見えたと…
農地は作物より先に、人を呼び寄せている
農地は、季節ごとに繰り返される農作業という手を必要とする営みを抱えている。その労働の周期が、都市の住民や若者を農繁期ごと…
遠くから運ばれる食ほど、農地は見えなくなる
農地で育った食は、輸送距離が伸びるほど生産地と食卓を隔て、その間で物質が移動する距離を長くする。近くの農地から届く食は移…