Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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稲わらも薪の灰も、里山では土へ還っていた
里山では、米の収穫後に残る稲わらが縄や草履、畑のマルチングとなり、古くなればたい肥として土へ還っていた。煮炊きの燃料とな…
都心の森は、雨を貯めて森に返す
都市の森では、土壌が雨水を保ち、貯水槽が雨水を貯える。貯えられた水は植栽への潅水として森へ戻り、雨が森の内側で循環する。
水田の水は、下流の街の湧き水になる
水田にしみ込んだ水は地下へ移り、地下水として下流へ向かう。その水は下流で湧き出し、街の都市用水として使われる。
棚田は、水を急がせない斜面だった
棚田では、堰から取り込んだ水が最上部の田に導かれ、上の田から下の田へ分けられていく。斜面を平らにした段は、水が丘を下る速…
オフィス街の緑は、皇居から続く生き物の拠点だった
大丸有地区の緑地は皇居の緑とゆるやかにつながり、希少種を含む多様な植物が生育し、野鳥や昆虫を呼び込む生態系ネットワークの…
棚田は、集落の外の手でも耕されている
棚田は食料生産に加え、水源涵養や土砂崩壊防止の働きを持つ。担い手不足で荒廃の危機にある棚田には、会費を払い農作業に加わる…
里山風景は、水路と農道の手入れの中にある
里山風景は、水路の草刈りや泥上げ、農道の路面維持といった基礎的な保全活動の積み重ねの中で守られている。その手入れは農業者…
鉄を採った跡の痩せた土は、牛と山草で棚田の土になった
鉄穴流しで削平された山の跡地は、水路やため池を残したまま、土手と流し込んだ土砂で水平な棚田へ造成された。風化花崗岩を母岩…
里山は、日本だけの風景ではなかった
日本の里山では、人が自然資源を使うために自然に手を加え、集落・農地・森林・用水池が一地域に並ぶモザイクが、様々な生きもの…
雪国では、煙が太陽の代わりに大根を干す
雪深い冬は日照時間が短く、大根の天日干しが難しい。日の光の代わりに囲炉裏の煙が大根を乾かし、燻す。燻された大根は米ぬかや…
草原の黒い土は、年ごとに炭素を積み上げている
草原の黒ボク土は炭素を多く含み、それを土壌中に固定している。その蓄積は年ごとに積み重なると推定され、緩和策の炭素固定の項…
里山の資源は、分け合う決まりの中で使い続けられてきた
里山の山林原野は、地域住民が入会権に基づいて共同で管理・利用してきた。集団内で定めた利用規律のもとで、その資源は持続的に…
土壌は、地域の廃棄物を農業へ還す通り道だった
地域で生じる食品残渣・家畜ふん尿・作物残渣は、堆肥として土壌に投入できる。土壌有機物は団粒構造を発達させ、微生物を活性化…
凍み豆腐は、里山の冬が作る
寒冷な里山の冬は、夜の厳しい冷気で豆腐を凍らせ、日中の太陽で乾かす。この凍結と乾燥の繰り返しが豆腐を保存食へ変え、軒先に…
都市の川は、人との関係を結び直す場所だった
都市の川は、水運の衰退や水質悪化とともに人々との関係が薄れた流れである。その川はいま、住民・企業・行政が清掃や除草、川を…
雨が多いだけでは、都市に水はたまらない
都市の水道は、河川と貯水池を水源としている。水をためるには、集水域や貯水池に回せる土地が要る。多雨であっても、国土が狭く…
土地の区域線は、土の中から引かれている
土壌に含まれるヒ素・カドミウム・鉛などの物質は、溶出量が基準を超えると、その土地を周囲から切り分ける境界になる。汚染が確…
里山の恵みは、発酵を経て季節を越える
能登の里山は清らかな水や米、大豆、山菜を生み、里海の魚介とともに発酵食の原料となる。高温多湿の夏と雪の冬のもとで、それら…
絶滅危惧種のトカゲも、身近な生きもののひとつだった
身近な生きものの生息状況は、市民の調査や観察会で寄せられる報告として記録されていく。その記録には絶滅危惧種のヒガシニホン…
草原は放たれた牛が守っている
阿蘇の半自然草原は、あか牛の放牧が森林化を防ぐことで草原の姿を保っている。その草原は水源涵養や土砂災害抑制などの生態系サ…
市街地の緑は、建物の外側にある空調だった
市街地の緑地やグリーンインフラは、日射を遮り、蒸散によって周囲の気温上昇を抑える。その熱環境のなかに建つ建物では、冷暖房…
都市の緑は、体の外にある健康だった
都市緑地は、暑熱や大気、騒音から身体が受ける負荷を和らげる。同時に、散策や休息、スポーツの場として身体を動かす機会を生み…
雨庭が都市の水害を和らげる
市街地では舗装面が多く、豪雨時には大量の雨水が短時間で下水道に流れ込み、浸水リスクが高まる。雨庭は雨水を一時的に貯留し、…