Connection
つながり
自然と社会のつながりを読む
A(自然の実体)× B(人間の関わり)の交差点から編んだ知識カード
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農地に関わる人の輪は、集落の境界より広い
中山間の農地の維持は、過疎化と高齢化によって集落の内側だけでは難しくなっている。そこへ都市住民が栽培経費を前納して米の長…
木材を生む森は、水源の森でもあった
植林・育林・間伐によって成長が保たれる森林は、木材資源を生み出すのと同じ場所で、CO2吸収・水源涵養・生物多様性の機能も…
竹林の明るさは、間引かれることで保たれる
放置された竹林は過密化し、周囲へ広がっていく。間伐や抜き切りで密度が下がると開空率が高まり、地表に光が届く。伐り出された…
湿地は与えるだけの自然ではない
湿地は水質浄化や炭素貯留を担い、社会はその働きに依存している。一方で湿地の環境は、外来植物の駆除や清掃といった継続的な手…
土壌は、地域の廃棄物を農業へ還す通り道だった
地域で生じる食品残渣・家畜ふん尿・作物残渣は、堆肥として土壌に投入できる。土壌有機物は団粒構造を発達させ、微生物を活性化…
地表に根を這わせる溶岩の森は、ガイドとともに歩かれる森だった
土壌が浅く養分に乏しい溶岩台地で、樹木は地表を這うように根を広げ、苔と倒木更新が次の命をつなぐ森をつくる。特別保護地区に…
昆虫は、捨てられた有機物を飼料に変える中継点だった
食品残渣や有機廃棄物は昆虫の餌となり、高いタンパク質を含む昆虫は家畜や養殖魚の飼料となる。昆虫を経由することで、廃棄され…
海岸は、手入れの場であり催しの場でもある
海岸には海洋ごみが及び、地域の人々は「はだしで歩ける」状態を目標に清掃を重ねている。その清掃は「スポーツごみ拾い」という…
新潟の耕作放棄地は、酒蔵の田んぼに戻っていた
新潟の耕作放棄地は、酒蔵が自ら酒米を育てる田として再び耕される。仕込みのあとに残る酒粕は肥料として米作りへ戻り、農地と酒…
コンパクトな都市は、一点に集まるのではなく複数の核を結ぶ
拡散した市街地では、維持管理コストが増大し、行政サービスが非効率になる。生活サービス機能を都心と複数の地域中心へ集約し、…
地球の水の限界は、流域ごとに引かれている
流域は、淡水を持続的に使える限界が推定される単位である。現在の水資源消費の約24%は、この限界を超えた流域で起きている。…
伊根湾の景観は、1階に舟を抱く暮らしの連なりだった
伊根湾の水際では、家の1階が舟の置き場、2階が居室となり、漁業と生活がひとつの建物に重なる。その家々が湾沿いに約230軒…
農地の生きものは、ブランドを通って農地へ還る
農地の多様な生きものは、土壌の肥沃化や害虫の抑制として働く。生きものに配慮して育った農産物は地域固有の物語と品質を持ち、…
わさび田の水は、北アルプスの雪だった
北アルプスの雪解け水は扇状地にしみ込み、湧水となって再び地表に現れる。湧き出す水は年間を通じて13℃前後の低い水温を保つ…
干潟の恵みは、里山から届く栄養塩に始まっていた
里山からは栄養塩類や土砂が干潟へ供給され、干潟の物質循環と生物生産を成り立たせている。その生物生産がノリ養殖やムツゴロウ…
隠岐の産業は、地形のかたちをしている
隠岐では、入り組んだ地形に天然の良港が点在し、急峻な地形は放牧の場となり、山と海が近い地形は牡蠣養殖に適した入江をつくる…
田んぼの水面は、地下水の入口だった
農地は雨水を一時的に貯留し、水田に蓄えられた水は地下へ浸透する。浸透する水はろ過・浄化されながら浅い地下水を涵養し、一時…
森林が吸うCO2は、木材とは別の収穫になる
森林は木材だけでなく、CO2の吸収や水源涵養といった働きを持つ。CO2の吸収量はカーボンクレジットとして木材とは別の収益…
棚田の担い手は、田植えに通う都市住民の中から現れる
割り当てられた棚田の農地は、都市住民が田植えや稲刈りのために年に数回通う場になる。通うたびに、農泊や飲食・買い物の利用が…
流域は、地形が引いたもう一つの地域境界だった
流域は、降水が地形に沿って一つの河川へ流れ出る範囲であり、山・川・農地・海を一続きにつないでいる。自然災害はこの範囲で起…
生きものの居場所は、工場の敷地の中にもある
生物多様性が保全される区域は、工場や物流センターの敷地の中にも置かれている。敷地の一角に保たれた保全エリアは、生物多様性…